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明るい未来を描くために大切なこと

1月 28, 2021

 

◆明るい未来を描くことができないのは、人一倍責任感が強いからかも。

心理学に

「予言の成就」という言葉があります。<アメリカの社会学者ロバート・K・マートンが提唱>

この先きっとこうなると、未来について語ると、

その言葉が予言となって人の心に強く残り、

知らず知らずのうちに予言通りの未来に向かうように行動していく

というものです。

 

暗い情報ばかり流れていれば、不安なことばかり考えるようになってしまうもの、

けれど、やはりそれでは

新たな不安を引寄せることになり、それが未来を左右するほどの影響力を持つこともあるのです。

 

楽観的なものの見方が大切だ、とわかっていてもなかなかできないのは、

あなたの責任感が強く、何かと

悪い出来事を自分のせいにしがちになっているから

かもしれません。

個人的な経験からも、

職場に「サポート体制」がないー女性がこれだけ社会に進出しているにも関わらずー

ことや、男性であってもセクハラやパワハラなどストレスに晒され続けていることも原因になっていたり、

その向こう側には、もっと小さな社会、

即ち学校生活や家族の問題(躾問題ー批判的な言葉を浴びせられて育ってきたなど)

様々なことが起因していると思います。

◆明るい未来を描くことができないのは、「諦め」が身に付いてしまっているから

長い人生の中では、絶望的な出来事に見舞われます。

たび重なれば、

「不幸に慣れてしまい」、諦めが身についてしまう

こともあります。

そして

もう、どうにもならない」

悲観的になり、落ち込んでしまったり、

「方法論」ばかり考え、

「どうしたらいいだろう」と逡巡しているうちに、次から次へと心配事が膨らんでいく、

ということもありがちです。

悩みは

その時点で解決できなくても、乗り切って耐えてしまえば、

なんでもなかった、と思えたりすることも多いものです。

その渦中にいる時は、やたら深刻になってしまうものだ、

ということを、どうか覚えておいてください。

 

書いていて、私の母のことを思い出すのですが、

私の母は高齢になって目があまり見えなくなりました。

ある時電話すると、とても落ち込んでいて、食事も2日とっていないと言いました。

母は、普段はとてもお喋りなのです。

その母が、ろくに会話もできない状態になってしまい、私は何か間違いが起こってはいけないと仕事を休み、暫く付き添うことにしました。

最初は何も喋らなかった彼女ですが、寝泊まりしてよくよく話を聞いてみると、ある心配事が彼女の心を占領していたことがわかったのです。

それは市から届いた葉書でした。

医療か何かに絡んだ請求書だったのですが、

そこに明記された額はとても払えない金額で、

もう居住(市の管轄なので)もできなくなるから死ぬしかない、

あなたにも迷惑をかけられない、

と泣いていました。

私も確認しましたが、何かの間違いだと思いました。

けれど詳細がわからないので、ケアマネージャーさんに相談したのです。

なんと、母は(私も)数字の桁を多く見間違えていたのでした。

ただ、そこに印刷された数字は枠からだいぶズレていて、「市の印刷が悪い、これでは間違えても仕方ない」と市にもかけあってくれ、事は無事治まったのでした。

その時の母の安堵した顔は、忘れることができません。

本当は、これだけのことだったのに。

悲観的になっていけば命を落としかねず、

対処さえ見つかれば生命力を吹き返すこともある

「心」とはなんと凄いものか

と思ったものです。

この話は、あなたの参考にはならないかもしれませんが、

時には

その状況を受け入れ、

腹が据えて前向きに取り組んでいると、

全く別なところから思いがけない形で好転していくケースもあります

同じ状況にあっても、いかに自由にいられるか、それが「未来を明るく描く」鍵となります。

こうした「楽観的思考」は「心のもちよう」と思われがちですが、実は技術であり、誰でもコツを得ることができます。

明るい未来を描くことさえできれば、前に進むことができる

暗い気持ちでいる時、視線は下がっていきます。今も多くの人に愛されている

「上をむ~いて・・歩こおお~~」という歌のように、

時々視線を上にあげ、空を見ることは大切だと聞きます。

辛いとき、それを思い出して実行しようとは思えないかもしれないけれど、落ち込みやすいのだとしたら、

空を見上げ「宇宙」を想像する

習慣を身に着けるのがいいかもしれません。それは、

自分が無限の存在であることをイメージすることであり、

自分の中の可能性にふれることでもあります。

 

何があってもよい方向へ、元気のでる方向へ、強く受け止めていく、

この微妙な心の持ち方、方向性によって、幸不幸は大きく左右されてしまいます。

 

自動車を運転するとき、

ギアを「前進」(ドライブ)に入れてアクセルを踏めば前に進みます。でも、

ギアをニュートラル(中立・停止)の位置のままでアクセルを踏んだのではエンジンが空転するだけで、動いてはいません。

ギアをバック(後転)に入れてアクセルを踏んだら、車は後ろへ下がって事故を起こしてしまう、

私達の日常も同じで、横向きの心なら空転し、後ろ向きの心なら後退してしまいますが、

前向きの心であるなら前進することができるのです。

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