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「鬼滅の刃」に見る、パンデミックを乗り越える力

10月 21, 2020

 

◆『鬼滅の刃』は、いま必要な精神を教えてくれるアニメ

今朝の「羽鳥慎一のモーニングショー」

冒頭では「鬼滅の刃」の爆発的な人気と、その経済効果の話題で盛り上がっていました。

私はその漫画もDVDも見てはいないのですが、子供達は皆大ファン、

おのずと耳に入ってくるので、大筋のストーリーはわかります。

自己の壁を打ち破るという意味においても、

「闘う」シーンは、いつでも心を揺さぶられます。

「ドラえもん」も「アナと雪の女王」も、

「ワンピース」も「ドラゴンボール」も、共通して人の心を掴むのは

・他者の苦しみを自分の苦しみとして受け止め挑む

・いかなる苦境にあっても高邁な心を持ち、

・堪え忍ぶ賢明さがあり

・希望を見いだし

・苦境をバネにしていく強さがあり

・智慧を持って対処する

・周囲を思い

・共に支え合って乗り越えていく思いやりがある

シーンではないかと思います。

これらは「人間」に備わっている

善性

であるといえます。

◆『鬼滅の刃』や『ワンピース』が人の心を打つわけ

「他者の苦しみをリアリティをもってうけとめ、共に苦しみ、共に乗り越えようとする」展開は、

何故こんなにも人の心を打つのでしょう。

その時、人はほんとうの意味で

目覚めているから

ではないでしょうか。

「目覚める」については、以前の記事「覚醒1覚醒2」でもお伝えしていますが、

仏法でいうところの「仏の境涯」であるともいえます。

それは、

苦しみのない境涯なのではなく、

他者の苦しみを自分の苦しみとして受け止められる境涯

のことです。

その生命の振る舞いを、「同苦」ともいいます。

ただ、

普段の生活で、これら物語のようなシーンに出くわすことはありません。

スーパーヒーローになる必要はないのです。

その実践はどうするかというと、

あなたが従事する場所で

自分自身の最高の価値を開発していこうという

を持つこと、

あなたの周りにいる、

誰かに寄り添い、同苦すること

 ー自分事として捉えながら連帯感を強めていくー ことではないかと思います。

『鬼滅の刃』にみる、未曾有の時代を生きるために必要なもの

あなたも私も、この危機的状況の真っ只中にいます。<この記事は、コロナの混乱期に書いたものです>

後の歴史家からは

世界史的転換の時代

などと言われるかもしれません。

この時を乗り越え、前進する私達は皆その「先駆者」であるともいえ、

今後の社会・世界を変えていく深い使命がある

といえます。

現状を克服するためには、

他の人の苦しみを「自分事」として捉え、分断ではなく

共生

の方向へと動き出す必要があります。

 

誰の中にも

賛嘆すべきもの

があり、あなたも私も相手のそれを見いだしてあげることができます。

それだけでなく、

人の善性と話をし、他者の中に輝くものを称え、励ましていく生き方は

自分の生命を変革

してくれるのです。

誰の中にも、大きな力が眠っていて、

その眠っている能力は、利他ともに生きる意識の中で目覚めていきます。

人の中に飛び込み、自分を磨き、単調を打ち破っていく作業と経験の中にある

のです。

人の心を動かすアニメキャラクター達は、私達に沢山のことを教えてくれます。

私も幾つか見ていますが、要となるシーンの中で、彼らたちは

「勝つ」ことや「果たす」ことよりも「心を開き続ける」こと

が大切だ、

と教えてくれます。

人生の最後に残るもの、

それはこの人生で経験した思い出です。

あなたの生命を完全燃焼させた思い出は、

永遠に消えることはありません。

またその思い出を起点に、あなたの次の物語が始まっていきます。

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