休日の独り言

神や仏って、本当にいるのだろうか

6月 27, 2021

 

私は現在、仏法を学んでいる

などと偉そうに言っていますが、

「自分、無神論者です」と公言している人を無理解な人だと見下したり、

偏見の眼でみているかというと、決してそんなことはありません。

逆は結構あります。というか、私の身近には、

そもそも宗教とか仏法とかの

においがダメ

という人が多いのですが、だからこそ、自分のような者が送り込まれるのかもしれない、

なんて考えることもあります。

 

私とて

この人(達)が神様 仏様だよ、と紹介されたわけでもなく、

学んでいるからといって、すべてをわかっているわけでもありません。

どんなに今心の中で「信じている」としても、

自分の期待通りにいかない

事態に直面したら、

疑いたくなるのが人情というものです。

 

同じ仏法を学ぶ先輩ですら、

「どんな人にも仏の生命があるというけれど、

あの人には絶対仏の生命はないわ!」

と言ってたことがありました( ;∀;)

 

ただ、何も信じられないせいで

だから無理なんだ、結局望み通りになんていかないんだ

と考えてしまうのだとしたら、人生を開くことも、魂を自由にすることもできなくなるので、

それよりは

よい縁に触れて生きよう

と思うほうがいい、

私なんて、所詮そんな程度で元来怠けもの体質なのです。

 

私達の生命の状態や境涯は、

瞬間瞬間、絶え間なく変化していて、

強さと弱さ、

喜びと苦しみ、

エゴや思いやり、

希望と絶望

様々な状態の中を行き来しているものです。

様々な縁に触れて、そうした境涯が顕れては消え、消えては現れます。

 

「あんなことさえなかったら」

ここまで悪い事態には陥らなかった、

いうことも、あるのではないでしょうか。

 

誰だって、

善い縁に触れ続けていれば、良い生命状態が続いていく

のです。

 

また、

時期相応

と言う言葉もあるように、

結婚でも転職でも、

一番相応しい時がきて、そのドアが開かれる

こともあります。

今何も信じていないという人も、これから何年か後に、何かを機に信仰に目覚めるかもしれません。

それに出会っていないだけ

ということもあるのだと思います。

反対に、今何かを信仰していても、やめてしまう人だっています。

だから「絶対に」

と言う言葉は、私は「あまり」使わないようにしています。

 

絶対にと言い切ってもいいと思うことの

一つは

誰の生命も、ダイヤの原石のようなものである

ということです。

これを否定する人は、いないと思っています。表向きには否定しているとしても、

ある日、自分が何か特別な力をもっていると言われる

ことを、誰もが期待するのではないでしょうか。

 

仏法でも「誰の中にも仏性がある」と説かれていて、

驚くことに、

「私」という文字の中には、既に「仏」という文字が入っている

のです。

 

ダイヤの原石は、ダイヤの研磨剤で磨いて初めて光を放ちます。

人もそれと同じ

磨かれ、鍛え抜かれて初めて輝くようになる

=仏性が顕れる

わけです。

 

TVや映画でも、

主人公が覚悟を決め、強い決意に立ったとき、初めて手にした武器を使いこなせるようになる

ということがあります。

たいてい、それらお話しは、

熟達した者や、その力を秘めている者が手にするとその威力を発揮する

展開になっています。

武器の側からすれば、あなたやあなたの「心」がきっかけで本当の力を見せることができるのであり、

すべては

善い縁をきっかけに

輝き始める

ことを、私達はちゃんとわかっています。

 

ただ、普段の生活の中で、私達はなかなかその

善い縁

に触れて自分を導くことができません。

つまり、自分の中のダイヤモンドを磨くための研磨剤がないような状態

であったりします。

神や仏って、そういう「善縁」だと考える

ことで、少し古臭い感じ、

宗教臭さのようなものや偏見を取り払うことができるのではないでしょうか。

 

元より

神や仏って、

特別な姿や形をしているわけではなくて、

例えば

仕事で行き詰っているときに、意外な人が助けてくれた

とか、

大手術だったけれど、腕のいい医師が担当してくれて助かったとか、

私は

何かの神聖さの中に見るもの

であるように思います。

 

あとは、あなたの中に

それを引寄せる準備が整っていることかどうかであり、

準備とは

それを願っていること少しでも自分からそれに近づこうという心構えであり、

それを

この世界では

一念とか決意とか、目標とかいうのではないでしょうか。

 

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