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頑張っているのに報われないのですか

1月 6, 2021

◆頑張っているのに一向に報われず、ただ「がむしゃらに」生きていた私

はっきり言って、私は頭の回転は速くはありません。

何でもテキパキとこなし、次々と人に指示を出せる、そんな人をいつも羨ましく、尊敬の眼で見ている側です。

なので、できることと言ったら「頑張る」ことだけです。

今回は「仕事」についてお話していますが、今考えると、家でもどこでも同じだったと思います。

入社したての頃は、とにかく「頑張らなくては」認めてもらえない、という気持ちから、

ついついやらなくてもいいことまで背負っていました。

そして、当時は

それが正しいこと

だと思っていました。

 

そういう人を上は重宝し、同じ時期に入った人からはちょっと倦厭されることもあります。

それが元で「人間関係」で悩みを抱えることもしょっちゅうでした。

自分は「必死」でも、

イメージ的に「仕事ができる人」と思われやすく、

頑張れば頑張るほど、孤立したり追い込まれていくこともあります。

また、

自分では善かれと思ってしていることが、そうではなくなっていることもあります。

せめて不機嫌さを出してもよさそうなのに、

いい人を演じてしまう

とき、それが相手には迷惑になっていることがあります。

自分がいい人を演じれば演じるほど、必然的に相手は悪者役を引き受けることになる

のだとしたら、

「面白くない」気持ちになるのは当然のことです。

 

そんなんで、一口に「仕事で大変」といっても、「これが原因」と特定できない、諸々のことを抱えながらの勤務状態が続いていました。

誰のせいでもない、自分のやり方がまずかっただけなのですが、

自分は「がむしゃら」になっているのでわからないのです。

さながら自転車でスタンドを立てたまま、一生懸命ペダルを漕いでいるようなもので、

車輪が空転するだけで、本当はどこにも進んではいなかったのです。

◆頑張っているのに報われないのは、あなたが優しいから

頑張っている人ほど、困っている人が視界に入ると気にせずにはいられません。

つい手を差し伸べてしまい、

手伝っていたつもりが「メイン」の仕事になっていた

なんてこともありがちです。

 

一人頑張る、その大変さを知っているから

まるで自分を見ているような気がしてしまうのではないでしょうか。

他者への思いやりが強い人は、自分も頑張っているのに、

「自分だけ楽をしている」ような気がして、うしろめたさを感じてしまうこともあります。

 

だけど

要領のいい人は、さっさと仕事をあなたに振って、

あとは知らんぷりしてしまう

こともあります。

自分が手伝ったほうが早く片付くから、と思ってやったはいいけれど、

いつしか「当然の仕事」のように思われ、

やらざるを得なくなってしまうことさえあります。

 

最初に、

私がこれだけやるけど、あなたはここからならできそう?」など、

あくまで自分はフォローするだけだと、相手に認識させる

ことも忘れないようにしましょう。

◆頑張っても報われないと気付いたら、ブレーキをかける時期なのかもしれない。

頑張っているあなたは

頑張ることが当たり前、休むなんてできない!

と思うかもしれませんが、そういう人の中には、

自分に与えられている選択肢は限られているんだ、

という思い込みがあるかもしれません。

 

あるとき

見かねて、私を強制的に休まさせてくれた人がいました。

自分が休んだら仕事が回らない、と思っているのは自分だけ。

それなりになんとかかんとかまわっていくもの

だよ。

もしそれができないなら、その会社の組織のほうが問題だ、

そういわれ、心の負担を軽くすることができました。

 

不思議と休職後もその会社で勤めることができたのですが、それができてからは、

私に無理させるなら、勤められません

と言えるようになりました。

 

いつになく強気に出た私に、会社の方が融通を利かせるようになっていきました。

私の場合は、そもそもが「ブラック」ともホワイトとも判断がつかぬ

グレーゾーンの会社でしたので、理解が得られるとは思っていなかったのですが、

周囲からの理解が得られるなら、「手順を踏んで」休む方がストレスはないと思います。

土日休みなら、「金曜日」を入れたら3日休むことができますよね。

 

あなたが潰れてしまったら元も子もないし、

「頑張り」を持続させるためにも「余白」は絶対に必要

です。

その余白を、何かして埋めようと考えてしまうのも、頑張る人の「あるある」です。この日は

「何もしない」「何も予定しない」と思っていいのです。

 

例えば、

「勉強しなくていい」と言われたら、かえって勉強したくなるように、

「何もしなくていい」時間をもつことで、何かしたくなる気持ちも湧いてきます。

また、頭を空っぽにすることで、「違うやりたいこと」も見つけられるかもしれません。

 

まずは

緊急性のないもの・スケジュール帳の中で「捨てられるもの」は捨て、余白をつくる、

これを一度試してほしいと思います。

◆頑張っても報われないとき、自分を過小評価していないか考えてみて。

あなたが何か得たいものがあるのに、それを受け取ることができないのなら、

あなたの側にそれを受け取る準備ができていな

のかもしれません。

いつも頑張っているのだから、「休みがほしい」と言ったって構わないはずなのに、

自分はそれを受けるに値しない

なんて、思っていませんか。

自分の好きにできる力がある

のに、その力を過小評価して、使わない

ということがあります。自信がないと、

使って当然の権利を行使することさえ、恐ろしく感じられます。でも、

あなたの運命に対して責任を負えるのはあなた以外に誰もいない

のです。

 

自分の価値を守るためにも

本当は「こうしたい」と思うことを、少しずつ告げていくこと

が大切です。

私自身、休職を申し出るには勇気100倍要りましたが、ものの見方がだいぶ変わり、

「そんなに頑張らなくていいや」と、いい意味で力を抜くことができるようになりました。

 

また、会社側の態度も変わっていきました。突然、本社から人が来て

「『華子さんに無理させてはいないか』と言われて・・」と、職場に様子を見にと聞いて、びっくりしたことがありました。

あなたが報われるためにはあなた自身が自分に価値をおくことが大切

なのです。

自分に値段をつけるとしたらいくらと言いますか?

自分の価値に疑問を抱いているのは、自分自身

かもしれません。

職場も同僚も、

あなたの信じるように価値をおいてくれます。

 

あなたは、

仕事らしい仕事していないのに、

自分より明らかに楽をして

仕切っている人や、可愛がられている人を見て

なんで?!

と思ったこと、ありませんか。

 

彼ら・彼女達は、

自分には「その価値がある」

と確信しているので、

誰もがそのように扱わざるを得ない

のです。

それができないでいるのは、

自分に対する彼らの評価のほうが正しいに違いないと考えている

からかもしれません。

 

でも、本当のところ、あなたは周囲の人が

あなたを「高く評価している」ことを知りません。

あなたは自分について言われていることを聞く必要があります。

自分には頑張るしか能がない、と思っていた私は、

人一倍頑張ることができる素晴らしい才能をもっていたのだと気づきました。

あなたは今、かつての私のように

犠牲者のような気持ちで生きていないでしょうか。

自分にはもっとよいものを受け取るだけの価値がある

そう自分が確信できたとき

あなたの周囲にいる人も、パートナーも、そう変化せざるを得なくなります

今の環境は、あなたにそれができるよう仕向けてくれているのかもしれません。

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