ダイエット

ダイエットができない・続かない、って思ってない?

12月 29, 2020


◆ダイエットできないこと=意志の弱さとは限らない

若い頃は、ちょっと体重が増えたとしても、翌日から少し食べる量を調整すれば元に戻りました。

でも、ある年齢(人によって違うよね)を過ぎた辺りから、ちょっとした運動を取り入れても、食べる量を減らしても、びくともしなくなりました。

というか、

ちっとも食べていないはずなのに

変化が感じられず、

これはまずいことになったぞ!と、焦りました。

実際には体重は増えていないのですが、体型の維持が難しくなって、

自分なりにプチ断食してみたり、食事の仕方に変化をつけたりして、いっときは随分苦労しました。

私自身がそういう時期を経験しているので、体重が減らないから

意志が弱い

とは言えないんじゃないか、と考えています。

◆重い腰を上げるのは、最初の一歩だけ

日常生活も(私の子供の頃からすれば)随分変わり、トイレも様式で座るだけ、買い物もネットで済ませることができるなど、

ある程度は身体を動かさずに済ませられる

ようになりました。

「ダイエット」が必要かも、って思いつつも、

何かを始めたり、課せられるような気がして、

「やる気」が出るまで無理だ、

なんて思ってしまうことも、最初の一歩を踏み出せない原因かもしれません。

実のところ、最初の一歩は

少しやってみるか

というという気持ちでよくて、

私は毎朝「羽鳥慎一のモーニングショー」を欠かさず見ているのですが、

お天気コーナーの時、片岡信和さんがストレッチを紹介してくれますよね。それも

たったのツーポーズ。

コメンテーターのみなさんも楽しそうな顔をしている

ので、「やってみるか」という気で始められ、私ものっかっています。

 

「運動」というと抵抗がある人も、体が「気持ちよいと感じること」なら、してみたいと思うのではないでしょうか。

 

私達は、

習慣化していることには殆ど意識を払わずやっています。

例えばテーブルをひとふきするつもりだったのが、

いつの間にか部屋の壁紙まで貼りなおしていた、みたいな感じになって(おおげさかな)

いたりしませんか?

 

その最初の一歩も、

前述したように、朝のニュース番組の最後で出演者がエクササイズをやってるのを見たり、例えばアクション系のストーリーを見るなどでも、

案外その気になれたりします。

◆ダイエットが続かない本当の原因

ダイエットを始めたはいいけれど

続かない

のだとしたら、

一つには、

「食べる」行為そのものがとってストレス解消になっている

可能性があります。

もしも「ストレスがある状態」でダイエットしようとしたなら、

誘惑に負けやすくなって当然

です。

「頑張って」ダイエットするぞ!

というのは、

無理するぞ!

と宣言するようなものだからです。

禁止項目を沢山掲げ

こうしないとダメ!

ということがあまりにも多いと、無理が重なり

毎日が益々辛くなっていきます。

ネルギーダウンしている体はあなたを

守ろう

として働き、

もっと栄養を取り入れるよう

促すでしょう。

生命維持の方向に働く本能に幾ら強い意志で挑んだとしても、勝利はない

のです。

◆自分の心を癒すところから開始

では、どうすればよいのでしょう。

過去の記事の中でも

心が満たされている時は、余分なものは欲しいとは思わなくなる

と言ったことがありました。

別の言い方をすれば

心が満たされていなければ、満たすためのことをせずにはいられなくなる

わけです。だから、

ダイエットを始めるときはやはり、心を満たすような働きかけも忘れないように

 

内面に潜む意識と無意識の矛盾を取り払って開始

しましょう。

これに関連して

「腸」を健康的に保ち、排泄機能を高める

ことも大切です。

どう関連しているかというと、

「腸」は

「脳」や他の多くの臓器と複雑にコミュニケーションをとり、連携しています。

「幸せホルモン」と呼ばれる「セロトニン」の9割は腸でつくられる

と言われています。

セレトニンとは

ノルアドレナリンやドーパミンの暴走を抑え、

やる気を起こさせたり、前向きな幸福感に影響を与えるとされるホルモン。

ストレスにより自律神経が乱れれば

腸の動きがコントロールされにくくなるし、

結果悪玉菌を増やす

ことに繋がります。

過食によって体重が100㎏を超えた方のビフォーアフターを紹介する番組を見ることがありますが、

たいていそこには「満たされなかった」経験があります。

「腸」の動きを活性化させ、ダイエット効果を上げるためにも、

幸福で安定した精神状態

はとても大切なのです。

◆持続のために必要なこと

「まずは」食べたいものを食べ、

「ダイエットしている」なんて感じないほど

緩やかに進めていく

ことをお勧めします。

あれはダメ、これもダメ、こうでなければいけない!

と理性で抑えつけようとするほどストレスになり、

食欲と本能の熾烈な闘いに追い詰められる

ようになります。

 

ダイエットを始めようとしているのに、ついおやつを食べてしまい、

また食べてしまった、私って、本当にだめだ

と思えば、

食べてしまったことで、その罪悪感がストレス

となります。

なら我慢すればよいかというと、

今度は

我慢のストレス

に苦しむのです。

 

だから、

こうしたストレスコントロールというのは、簡単ではありません。

ならその中間をとって、美味しいとは思わないけど、低カロリーのものを摂取すれば大丈夫かと思うかもしれませんが、

食べたいものを我慢して

別のもので補うことで、

食べているのに満たされず、かえって多くの量をとってしまう

ということも起こりえます。

むしろ

食べたいものを食べ、

美味しかった!ストレス解消♪

とポジティブに思ったほうが、長い目でみれば太りにくい習慣を身につけられます

 

何事も「心を柔軟にし・力をつけながら・バランスをとる」ことが大切で、

心を柔らかにもって自由度を上げるほうが、

心は暴走しません。

食事制限は無意識に気付かれないくらいの変化が理想的

なのです。

例えば、ちょっとだけ盛り付けを少なくする(或いは以前より小さいけれど、見栄えのいい器にかえてみる)、

ジュースを買っても、全部は飲みきらない、夕食がとんかつなら、一切だけ家族に食べてもらうなど、

「ちょっとだけ」を積み重ね、無意識から緊急停止ボタンを押されないようにするのです。

◆元に戻る(リバウンド)の原因は、当たり前になっていることの中に潜んでいる

あなたは

肥満(病的な症状)

に悩んでいるわけではないかもしれません。

以前のようにプロポーションを良くしたい、美しい体を取り戻したい!という、

切実な願いがあるかもしれません。

注意したいのは、

「体」だけを健全に働くように癒しても、

習慣になってきたことが再び活動し始めたなら、また元にもどっていく可能性がある

ということです。

フィジカルはメンタルに通じ、逆もまた然りなので

メンタルをよりよく変化させ、悪習慣を絶っていくことも大切です。

ダイエットはただがむしゃらに頑張ればよい、というわけではなくて

例えば、他者から聞く

効果的な食事」についても、

あなたによっては全く意味をなさないものもあったりします。

特定のものを食べていた時期太りやすかった

ということはありませんか。

それを検証してみる必要もあるかもしれません。

実は私も「好き」で「健康にいいから」と信じていたものが自分を太りやすくさせていた、と気付いたことがあります。

当然、その習慣をやめれば元に戻るので原因は特定できます。

他の人には効果があり、一般的に良いとされるものの中にも、

あなたの体質には合わなかったり、一見関係なさそうなことが太る原因を作っていることもあります。

 

「姿勢」を見直すだけで、体重に変化が起きることもあります。

ダンスのインストラクター(出産し、現在モデルを再開)した長女は、

ちゃんとした姿勢

ができている人が、それほど多くないと言います。

これに気をつけるだけでも、痩せたりスタイルが変わるはず!とよく言っています。

「姿勢くらいで」と思うかもしれませんが、

正しい姿勢でいることにより、

すべての神経がより正常に働くようになり、

関連しあっている身体の器官を正しい位置に保ちます

他にも「睡眠」「食べ合わせ」に問題はないかなど、

「当たり前」になっている生活を見直すことによって、

理想的なプロポーションを実現化し、維持できる秘訣が見つけられる可能性もあります。

定期的に水を飲むことは、組織からの老廃物を正常に排泄させる効果が、

起き抜けにぬるま湯を飲む習慣は体内の毒素を出す効果があり、

日常に簡単に取り入れることができます

 

私達は自分の生命エネルギーに対して、自分に必要なことをするように命令します

その運動、その食べ物、その他あらゆる活動がどういう意味をもっているのかを

「自分自身の中に見いだす」ことが大切です。

あなたが思いついたことにはきっと意味があり、

身体を「浄化」させるために必要だと思ったことは、それが「なんであってもまずは実行していく価値がある」といえます。

 

追記**

よく

便秘の時って、どうしたらいい?

と聞かれることがあります。私個人は

食事に変化が必要なのかもよ。

と言っています。

普段食べているものって、メニューを変えてはいても、自分好みになりがちです。

そこをちょっと意識して

買い物に出た時、

これって、あんまり食べていないかも

と思うものを取り入れてみたらどうかな、と思います。

少なくとも、私の場合はこれが一番腸への刺激になっているようで、いまのところ便秘知らずです。(^_^;)

 

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