
── それは、あなたが“スペシャル”だからこそ起きていること
📝目次
- 「なぜか意地悪される…」それは、あなたが“白くない冷や麦”だから
- 臆病な人ほど、グループで意地悪をする
- うまくいってしまうあなたへの「仕返し」かもしれない
- 意地悪されていても、「意地悪されている」と思わなくてもいい
- アンドリュー・ヤングのように、相手の“人間”を見ていく
- まとめ:あなたは変わる必要などない
◆「なぜか意地悪される…」それは、あなたが“白くない冷や麦”だから
「自分って、人から意地悪されやすいのかも」
そう思ったことはありませんか?
私は、正直よくありました。
攻撃されたり、無視されたり、理由のわからない距離を取られたり…。
数年前、そんな出来事の“答え”のような瞬間がありました。
ある日、
元職場の人たちの集まりに呼ばれたときのこと。元同僚から
こんな打診があったのです。
ちょっと困っている人がいるんだけど、話しきいてあげてくれる?
その“今、大変なことになっている人”は、私の顔を見るなり
「ああ……」と納得したような表情
をされたのです。
私が、どうして同じ事務仕事をする仲間たちから、邪見にされていたかわかった、
という顔をされていました。
それについて触れる機会はなかったのですが、
別の人にはこう言われました。
「どこか、みんなと“違う”雰囲気があったよね。」
自分では気づけないけれど、人には“違い”として映っていたのかもしれません。
でもその“違い”こそが、あなたの特別さなのです。
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◆臆病な人ほど、グループで意地悪をする
あなたに
意地悪をしてくる人たちは、一人では動かず、グループになっていませんか?
群れる人たちは臆病です。
一人でも平気な人、志を持った人に、そのような人はいません。
そのような人 ーつまりあなたは、
彼らには「怖い存在」に映ってしまうのかもしれません。
こんな素敵な言葉をご紹介します。
冷や麦の中に、たまにピンクや青の麺が混じってるでしょ?
今のあなたは、まさにその“ピンクの麺”なの。
ピンクが嫌なら、金色になればいい。
わざわざ“白い麺”になろうとするなんて、もったいないじゃん。
― 綾戸智恵『16歳の教科書2』より
あなたの“色”を変える必要なんてない。
世の中には、あなたの色を素敵だと思ってくれる人が必ずいます。
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◆うまくいってしまうあなたへの「仕返し」かもしれない
あなたは寛大で控えめ、どこか人とは違うオーラを持っていませんか?
そんなあなたに対して攻撃的になるのは、
嫉妬や妬みを感じている
からかもしれない、
「あなたなら許してくれそう」
そんな理不尽な理由で、ターゲットにされることもあります。
そんなときにこそ、自分軸を持って、
揺れない心で、こう思ってみてください。
今世の私は
“人間を学ぶ”という課題に、本気で取り組もうとしている、
このような視点で見たとき、意地悪な人さえも、あなたの成長に一役買ってくれている
存在であると思えます。
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◆意地悪されていても、「意地悪されている」と思わなくてもいい
職場で、こんな置き手紙がありました。
「○○さんが私のことを嫌いって言ってたと聞きました。本当ですか?」
明らかに“反応を見たい”意図がありました。
私はただ、こう書きました。
「誤解かと思います。○○のときには助けてもらいましたし、感謝しています。」
いつもありがとう。
以後、
私は“いい意味で鈍感”を装うようにしました。
誰かが敵対的な態度をとってきても、相手の挑発に乗る必要はありません。
意地悪にいちいち反応して消耗するのは、もったいない、
私は「おめでたい人」であり続けよう
と思いました。
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◆アンドリュー・ヤングのように、相手の“人間”を見ていく
米国で黒人初の国連大使となったアンドリュー・ヤング氏。
かつて、彼が人種差別と闘ったキング牧師に面会しようとしたとき、
警官にこう言われました。
「こっちのチビの黒ん坊が、あっちのデカい黒ん坊に会いたいそうだ。」
それを聞いたキング牧師はこう返しました。
「それは、
君に課せられた問題なのだ。
その巡査部長と、どう関係を築くかを考えなさい。」
次の面会で、ヤング氏は笑顔で名前を呼び、挨拶し、会話を始めました。
「おはようございます。ハミルトン巡査部長。ご機嫌いかがですか」と。
これには、巡査部長もあたふた。すかさず彼はいうのです。
「フットボールの経験がおありなのですか」(巡査部長が、まるで相撲取りのような体格だったから)
彼は笑い、
自身の出身校や同郷の話にまで会話が弾み、その後も語り合う中で、友人のような関係を築いていったそうでした。
20年後、その巡査部長は彼の演説を聴きに訪れ、こう言いました。
「あのとき、あなたたちが私と向き合ってくれなければ、今も私は昔のままだったでしょう。
今日はお礼が言いたかったのです。」
人の心は変わります。
それを信じる力こそが、あなたの“精神の力”です。
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◆まとめ:あなたは変わる必要などない
「意地悪されやすい」と悩んでいるあなたへ。
それは、あなたが優しく、寛大で、純粋だからこそ。
相手の態度に合わせて、自分を変えようとしないでください。
あなたの色は、そのままでいい、
いや、むしろその色こそが“金色”なのです。
あなたが肩の力を抜いたとき、本来の魅力があふれ出します。
そしてその優しさは、いつか必ず届き、
人の心の壁をとかしてゆきます。