◆意地悪されるのは、あなたが「スペシャル」な存在だから
何故か人から意地悪されてしまう。
自分には、人がいじめたくなるような雰囲気があるのだろうか。
そんなことを考えたことはありませんか。
私はよく考えました。
というのも、結構な攻撃をされ続けていた記憶があるからです。
数年前、
今、大変なことになっている人と会ってあげてほしい
と、元の会社の集まりに呼ばれました。
早速参加させてもらったのですが、その「大変なことになっている人」は私を見るなり
「ああ。。」と声をあげ、納得した顔をされたのです。
私がどうして一部のグループに意地悪されていたのかがわかっった、という顔をされていました。
その時は、その場の空気もあって理由を聞き損ねてしまいましたが、別の時、
元の会社に出入りしていた人から
どこか皆と「違う」雰囲気があったよね、
と言われました。
もちろん、自分で自分の雰囲気を知ることはできないので、
いまだに 自分がどんな雰囲気なのかはわからないままです(^_^;)。
あなたに意地悪なことをしたり、意地悪な態度をとる人は、臆病であるのかもしれません。
だから、
あなたに意地悪な人達は、
「グループ」にまとまっていたり、徒党を組んではいませんか。
たまたま昨日夢占いでは「嫌いな人」を記述して同じようなことを書いたのですが、
人は、
「未知の人」に対して不安を感じ、「苦手」だと意識してしまうことがあります。
一人でも平気な人、志が高い人に、あまりそのような(臆病な)人はいません。
意地悪だなぁと思っても、
こちら側も反論したり受け止めたりできるタイプの人が多いのです。
そういう人は、
世間が言うから・クラスのみんなが言うからとか、そういうことに囚われず生きている人
だからです。
これに関して、素晴らしくわかりやすい表現をされている方を紹介します。
ほら、冷や麦の中に一本や二本くらい、ピンクや青の麺が混ざっているでしょ?
今のあなたは、あのピンクの麺なのよ。
そして
ピンクが嫌だったら金色の麺になればいい。
自分で金色を作ってしまえばいい。
わざわざ自分を曲げてまで、みんなと同じ白い麺になるなんてもったいないじゃん
これは、奇蹟のジャズシンガーと言われている綾戸智恵さんの言葉(『16歳の教科書2』)です。
世の中ってすっごく広いんだよ。
私がジャズクラブに行ったら話しの通じる仲間がたくさんいたように、
あなたにもきっと素敵な仲間が待っている場所があるの。
クラスだけ、学校だけの小さな世界で「常識」を決めつけないで、もっと大きく外に羽ばたこうよ!
と言われています。
◆意地悪されてしまうのは、いつもうまくいってしまうあなたへの仕返しなのかもしれない
あなたは、寛大で控え目。
皆と違うオーラを纏っている
のではないでしょうか。
純粋で優しい顔をしているので、
引き摺り下ろすにはもってこいの「ターゲット」
にされやすいのかもしれません。
思わぬところから反撃をくらっても、あなたなら許してもらえる
と踏んでいることもあるでしょう。
いかにも気の強そうな、「負けるかもしれない」人に対してはできない、
手出しができない人には、陰で酷いことを言って憂さを晴らしていたりもします。
その人たちにとって、
あなたの存在は、ただでさえ気に障るのです。
だから、
誰かに贔屓目で見られていたり、特別なことに秀でていたりすると、それを
挑発のように感じる
ことがあります。
ではどうすればよいのかというと、よく言われているように
「自分軸」を持つ、ということもとても大切です。
過去に他サイトで書いた内容と同じになってしまう可能性があるので、ここでは省略しますが、
本来あなたがもっている寛大な心で、
「人というものをもっと深く知る」契機に変え、
今世はずいぶんとその機会に恵まれているのだなあ、
とゆったり構えることが大切です。
◆意地悪されていたとしても、そう思わなければならないわけではない
以前の会社で、
私が朝職場に行くと、置き手紙されていることがありました。
私を嫌い、って言ってたと聞きました。本当ですか
と始まっていました。
私はあなたに嫌われているのかしら
と心配しているような文面ですが、
私がどう返したところで、彼女には何も響かないことはわかっていました。
それで、
何かの間違いです。○○の時には教えて頂いているし、嫌いになる理由がありません。いつも感謝しています。ありがとう
と書いて、デスクにおいておきました。
その人がどう反応するのか確かめては雑談のネタにする、
そのようなことは、その会社では日常的にありました。
(ちなみに、いまなら「驚きΣ(・□・;)ました。字がきれいですね」とか書くだろう。
← 内容には一切ふれず、でも褒めている。
相手を余計怒らせるだろうが、そんなことはどうでもいいと思える。)
私は、いい意味で「鈍感でいる」
姿勢を貫きました。鈍感な人に対し、「おめでたい人ね」ということがあります。
悪口で言われているのですが、私は「おめでたい人」であろうと思っています。
そうすることで、自分まで低い生命状態に巻き込まれるのを避けることができます。
自分は意地悪されやすいから、強くならなければならない、
と考えているとき、自分の振る舞いに精一杯になってしまいがちです。
私達には、他の人のすることを都合のいいようにかえる力はありませんが、どう反応するかの自由はあるのです。
人の心は、誇大な自負心と極端な劣等感のあいだを揺れ動きます。
敵対心や憎しみは、どこで生まれるのかはわかりません。
あなたの心の美しさを崩してしまいたくなる、
なんてことも実際にはあって、驚いてしまうこともあるでしょう。
あなたが「何故意地悪されるのだろう」と考えるのは、
あなたの中にそれと同じ心がないから
です。
人は自分が経験しないことを知ることはできません。
学ぶ意欲旺盛のあなたは、
身をもって、こうした人の心理を理解しにきているのかもしれません。
あなたは、複雑に揺れ動く人の心にこれ以上関わるのをやめることもできるし、関わり続けることもできるでしょう。
不思議なことに、
いい意味で諦め、悩むのをやめたときから上手くいきだすことも多いのです。
あなたが肩の力を抜くと、
本来の力(優しさ・寛大さ・愛情など)が発揮されやすくなり、
相手の心の根底にあるものに気づいたり、共通点をみつけ出すことができます。
陰にまわり 人を理解しよう・人を称えよう・支えようとすることで、
時間はかかっても、人は心を開くようになっていきます。
実感するにつれ、あなたも相手にあわせてつくる必要はなくなり、
自分自身でいられるようになっていきます。
**追加記事
米国で黒人初の国連大使となった アンドリュー・ヤングさんの話をしたいと思います。
彼は人種差別と闘った マーチン・ルーサー・キング・ジュニア博士と共に、
公民権運動をリードした人です。
かつて、理不尽にも投獄されたキング博士への面会を申し込んだ時、アンドリュー・ヤングさんは
そこの巡査部長に、差別的な言葉を浴びせられたそうでした。
こっちのチビの黒ん坊が、そっちのデカい黒ん坊に会いたいそうだ
と。
そのことをキング博士に伝えると、彼はこう言ったそうでした。
それこそが、君に課せられた問題なのだよ。
と。
そして
その巡査部長とどういう人間関係をつくるかだ。良い方法を見つけるんだよ。
だと言われ、
アンドリュー・ヤングさんは考えました。
そして次の面会の時、巡査部長の制服にあった名前を読み、こう挨拶したのです。
おはようございます。ハミルトン巡査部長。ご機嫌いかがですか
これには巡査部長もびっくりして、あたふたしていたそう。
彼はすかさずこう尋ねるのです。
フットボールの経験があるのですか
その巡査部長が、
まるで相撲取りのように大きな体格をしていたから。
すると彼は笑い、自身の出身校や同郷の話にまで会話が弾み、その後も語り合う中で、友人のような関係を築いていったそうでした。
それから20年ー。
アンドリュー・ヤング氏が国連大使としてある街で演説した時のこと。
かつての巡査部長ハミルトン氏は、わざわざ会いに来て、こう言ったそうなのです。
もし、あなたたちがオルバニーの刑務所で私と向き合ってくれなかったら、今も、きっとかつてのような価値観で生きていたでしょう。
だから今日はお礼がしたいのです。
その時のハミルトン氏は、かつてのような威圧感もなく、爽やかで、全く別人のようだったそうです。
こうして、彼は人種や立場の違いを超え友情を結んでいくことができたわけです。
人の心とは繊細で、ともすると「心のバリヤ」をつくり、閉ざしてしまうものです。
どんなに強くみえる人であっても、人との関係に傷ついた経験のない人など、いないと思うのです。
表面的には陽気に振る舞っていても、心の奥底では
わかりあうことなど、できっこない
といった考えに縛られていたりします。
でも、私達は
精神の力によって、本当の勝利を手にする
ことができます。
自分から話しかけ続けることで、
相手だけではなく、自分自身の心のバリヤも乗り越えていくことができます。