人間関係

友達が欲しい、って思っていますか

11月 16, 2024

つい先日

「羽鳥慎一のモーニングショー」のパネルコーナーで

人付き合いが苦手心理学者が教える人間関係を楽にする方法」について解説していました。

その前日に、ちょっとした体験から、考えさせられることもあって、今回はこのタイトルで記述してみようと思います。

 

数年前、高校の同窓会があって、私は仲のいい女性友達2人と連れ立って出席したのですが、

居合わせた男性から

「君たち3人は、よく会ってるの?」と聞かれました。

面白いことに、

「いいえ」

「それほどでも・・」

「そうなの!」←私。

同時にバラバラの答えが返ってきたんです。  えっ(゚∀゚)

そういう気持ちのズレって、普通にあるように思います。

こちらがめっちゃ親しいと思っていても、相手にはただの知人としか認識されていなかったりして。

こういうがっかり感がもとで、人間不信に陥る人もいるかもしれません。

でも、

相手がどう思っていようと、

例えば

「あいつとは、たまに食事にいくけど、別に友達ではないよ」

と言われてたとしても、気にすることはなく、

自分は友達だと思っているよ、と誠実に向き合っていればよいのではないでしょうか。

「なら、私もそう思わない」

そう言いたくなるのが人情ですが( ;∀;)「みんな、私にとって大事な人だよ」と考えている人のほうが、

ずっと幸せそうで器の大きさを感じます。そういう人の方が、人として信頼できるものではないでしょうか。

 

私も随分前の一時期

友達がほしい、って切に願っていたことがあります。どうしてなのか、わからないんですが。

そういう時に欲しい「友達」っていうのは、何か期待感みたいなものが大きくて、

一緒にご飯を食べたり、ちょっとした小旅行に出かけたり、共通する話題で盛り上がったり

・・って、勝手にイメージを膨らませてしまうわけですが、

突然、そういう人が降ってわいてくることはありません。

たいていは、

ランダムな出来事の中で、なんか話しがはずんで

「じゃあ、今度ゆっくりランチにでも行かない」なんて話しになって、

関係というのは、そうした中で生まれるもののように思います。

 

例えばジモティやSNSでそうした人を探して友人を作るのもアリですが、

運次第

というところがあるし、何しろ、相手の姿が見えないことから始まって、

僅かな情報だけが手がかりなので、こちらにも見極める眼が必要だったりします。

あなたとは違う目的で利用している人もいる

中で、もしかしたら求めている友達に巡り合うかもしれませんが、

努力と責任がともなうでしょう。

また、自分の日常から離れた場所で友達をつくっても、頻繁には会えないので、

ひとときは盛り上がっても、

持続は難しいかもしれません。

 

冒頭で「ちょっとした出来事」と書きましたが、私は最近、

時々一人で電車旅行するようになりました。といっても

夕食をつくるという任務があるので、「日帰り」です。

一人でいることを楽しみつつも

ゆく先々での出会いをとても楽しみにしています。

その楽しさがわかり始めてから。不思議と旅のひとときの道ずれができるんです。

これまで、誰とも話をせずに帰ったことはなく、ときには

電車の待ち時間に話しかけられて、その方が降りるまで同行したこともあります(あ。女性ですよ(^^;))

私が思うに、

私の中から「わたし、あなたに関心を向けていますよ」というオーラが出ているんじゃないか、と思います。

 

先日、そのオーラが強すぎたのか、帰りの電車の

向かいの座席にカップルが乗り込んできました。(なんでここに座った?( ;∀;)

目も当てられないイチャイチャぶりで、

(それこそ、密室でしてほしいくらいのイチャイチャぶりだったんです)

途中で

私の横に、私と同年齢くらいの男性が腰掛けてきました。

わぁ、この席に座って「最悪だ」って後悔しているだろうな、・・なんて

私が悪いわけじゃないんだけど気の毒に思っていたところ、カップルは存分に

劇場版「私達の愛」をお披露目した後

そこから3駅くらい先で降りくれました。(~_~)

思わず

「なんか、大変でしたねー」と笑いながら話しかけると、一瞬「え?」という顔をされましたが、

「あんまりひどかったら、俺、言ってるところでした」

「いまどき、高校生でもあんなことしませんよね」

などと笑顔で返してくれて、

(「あれは完全に迷惑行為!」と言っていた)

そこから話しがはずんで、暫くお喋りさせていただき、凄く楽しい帰り道になりました。

 

先日の「羽鳥慎一モーニングショー」でも言っていました。私達は

日常の中でただすれ違った人達と言葉を交わすだけで、十分幸せを感じるもの

なのです。

 

実際、

特定の友人関係をしっかり築くとなると、それはそれで相手に時間をあわせたり、相手の事情を汲んだりして

決して「自分だけ幸せ」な、一方通行的なものではない、

兄弟だって、疎遠になれば付き合いもなくなっていくのですから、その関係を維持していこうと思えば、

もの凄くエネルギーを使うものだったりもします。

 

人生そのものが旅、

その旅の途中で私達はふと、

心が通い合う相手

が欲しくなることがあります。けれど、

自分と「同じ」目的地であるか否かという「こだわり」や着ているものの違いのほうに目が向いて

素通りしてしまうこともある、

すぐそこに

人はいるのに

その人達との出会いをドラマに変えることができるのに、小さな利害や

「こだわり」に囚われ

感情や誤った先入観にとらわれ、根本的には「無知」ゆえに

自覚のないまま、自分で自分を狭い世界に閉じ込めている

ことがあります。

同じ列車で旅をしている(比喩です)、同じ人間である、

そして、私達は同じ価値創造者であるという

尊敬の心で接するなら、私達はもっと豊かな人生をおくることができるでしょう。

 

心が通い合う瞬間、私達はとても幸せな気持ちになります。

時々に「言葉を交わしあう」日常を大事にしてみてください。

そして、

今日すれ違う人との出会い

を是非、楽しんでみてください。

 

苦を抜き、楽を与えようとする心

があれば、およそどんな人とでも至福の関係を築いていくことができます。また、

そうした繰り返しの中で、あなたは万人の友となってゆくことができます。

 

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