
◆愚痴と不満は福運を消す 〜場所と心の関係について〜
生まれてからずっと実家、結婚してからも実家──
そんな方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも私の場合は、というと……
生まれてから今に至るまで、何度も引っ越してきた人生でした。
まるで、何度も脱皮しながら生きてきたような感じです。
そして今も、引っ越しの真っ最中。
荷物は少ないので、ひと月ほど猶予をもらいながら、少しずつ移動しています。
引っ越しというと、よくある「引っ越し業者の比較」などの参考記事を書けたらいいのですが……
毎回バタバタで比較どころではなく、今回も例外ではなさそうです(笑)
◆「悪い口コミ」を書かなくなった理由
今の時代、誰かのレビューや体験談がとても参考になりますよね。
私自身も、AmazonやGoogleで多くの方の口コミに助けられています。
なので、自分も誰かの役に立てればと、自身の感想を投稿するようにしています。
ただ、最近のポリシーとして――
できるだけ「悪い口コミ」は書かない
ようにしています。
もちろん、正当な評価や、改善のための指摘は必要です。
でも、感情をぶつけるようなレビューって、後で自分で読み返しても気分が沈むんですよね。
そんな時、ふと思い出すのがこの言葉です。
「愚痴と不満は福運を消す」
◆「嫌いな場所」に長くいない方がいい理由
誰だって、時には苦手な場所に行かなきゃいけないこともあります。
自分の意志とは関係なく、誰かに付き添って行くこともあるでしょうし、そこにしか用が足せないこともある。
でも、「どうもこの場所は好きじゃない」と思っていると、妙なことが起こりがちです。
- 道でクラクションを鳴らされる
- 信号の途中で立ち往生してしまう
そんな小さなトラブルが積み重なって、
「やっぱり、ろくなことが起こらない!」
と思ってしまうことがあります。
それって、もしかしたら
場所からも嫌われてしまっているのかもしれません。
◆居場所に唾を吐かない
以前、私の職場で、会社の悪口ばかり言っている人がいました。
それを聞いたある同僚がこう言ったのです。
「あなた、自分の勤め先のことを悪く言わない方がいいわよ。
もっと自分に合った場所を探したら?」
注意された方は、きっと面白くなかったでしょう。
でも、それを聞いた私の心には、静かに響くものがありました。
文句ばかり言っている人って、
自分の居場所に唾を吐いているようなもの
なのかもしれません。
どうせなら、少しでも前向きに、少しでも良くなるようにと思いながら働く方が、
自分自身にとっても気持ちがいいはず。
そして実際、私は「ここは良い場所だな」と思いながら働いてきた職場で、
気がつけば20年以上も勤めることができました。
今思えば、不思議と守られていた気さえします。
何かあっても、なぜか切り抜けられてしまうのです。
反対に、
例えば応援で他の支店に駆り出されたとき、
「ここの雰囲気や客層は、私には合わない」と感じると、
何をしてもー良かれと思ってすることさえ、裏目に出てしまう
のでした。
◆どうしても合わない場所なら、離れるという選択も
とはいえ、すべての場所や人に「良い面」を見つけられるわけではありません。
もし、
「どうしても無理、どうしても好きになれない」
という気持ちがどうにも拭えないなら、
その関係や場所から離れることも、大切な選択肢です。
ただ、「本当にそうなのか?」と、一度立ち止まって自問してみることも忘れずに。
なぜなら、
思い込みによって物事をネガティブに捉えてしまっていることも、案外多い
からです。
身体が疲れているとき、こころが疲れている時も、そうです。
◆場所からエネルギーをもらうこともある
私生活がどんなに大変なときも、職場に来ると不思議と元気になれる、
そんな経験、あなたにもありませんか?
それはきっと、
その場所が持つエネルギーが、自分に力を与えてくれていた
のかもしれません。
私は、仕事がとても好きでした。
いいお客様にも恵まれ、自然と職場への感謝と愛情が深まっていったのです。それで、
お休みの日に行ってしまうこともありました(^_^;)
でもやっぱり、どうしてもそう思えない場所ならば、
無理して居続ける必要はないのだと思います。
◆「いつか」じゃない。「今」ここで幸せを作る力
「やがて」や「いつか」ではなく、
今、この場所で、幸せを生み出していくこと。
その力は、外から与えられるものではありません。
それはあなた自身の中にある力であり、
むしろあなたの中にしかない力です。
愚痴や不満にエネルギーを奪われるのではなく、
その力を、自分を守り、自分を育てるために使っていくこと。
そうすることで、あなたの中にあるエネルギーは、
よりよい未来をつくるための強さとして働いてくれるでしょう。