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ネガティブ思考の自分を変えたい、って思うのですか

2月 4, 2022

◆人はそれぞれ、納得のいくやり方で問題に向き合っている

自分ほど暗い人間はいないだろう、

そう思っていたことがありました。

 

もう十年くらい前のことですが、長女が勤め先で車上荒らしにあい、3桁のお金を盗まれてしまったことがありました。

なんてひどい人がいるのだろう・・

彼女が欲しいものも我慢して貯めていたのを知っていただけに、私は当人以上にショックを受け、

私は今でも(^_^;) 思い出すのに、長女は一晩泣き明かしたあと、翌日はけろっとしていました。

これからもっと稼げばいい!

と。

ポジティブに見える人には、楽しいことがいっぱい起きている、

というわけではないし、何でも楽観的に考えられる、というわけではなくて、

そんな風に

切り替えが早い

だけだったりします。

本当に、驚くほど早い人が

あなたの周りにもいないでしょうか。

 

あなたも「そういう性格」だからではなく、

くよくよと考え続けてしまう傾向

がある、というだけで、

癖のようなもの、

それをしているほうが気が楽だったり、納得のいくやり方だったりします。

理屈っぽいとか、のんびりしすぎるとか、優しすぎるとかと同じように。

他の人より、それ(考え続けること)が「好き」だったりもしないでしょうか。

また、

あなたがくよくよしている日が多いとしても、年がら年中どんより過ごしているわけではないはずで、

家に帰ればわがままを言ってみたり、いいことがあったら、表面には出さなくても

「😁うっしっし・・」、なんて思っていることもあるのではないでしょうか。

 

この記事を書いていて、お笑い芸人の「ヒロシ」さんのことを思い出したのですが、ソロキャンプのメンバーが増え続けているようで、

明るく挨拶してスタートを切るヒロシさんに、メンバーから

おまえ、そんな奴だっけ?

と言われていました。

悪いことが続けば、悪い風にしか考えられなくなるものだし、

環境や状況によって、簡単に誘引されてしまう

のだと思います。

これは自分の癖だ、と知っておくだけでも、違ってくるのではないかと思います。

うわぁ、また考えちゃってるよ俺・・

あなたの幸せを邪魔するもの<2>楽観的に生きるということも、是非読んでほしいと思うのですが、

自分の心を引き上げるときって、下げる時よりパワーがいるから下げることのほうが簡単で、

だから人はネガティブな方向には簡単に落ちてゆきます。

そもそも、仏法では

この世界は「不善の心」を住処とする

と言われています。

くよくよしたり、自堕落に陥りがちな気分を打破するのは簡単ではない

のですから。

あなたが思っているより、みんなそれぞれに

我がまま、って言われないよう、理屈っぽい、って言われないよう「無理しながら」生きているのだと思います。

◆あなたの心は「他人でいっぱい」になっていない?

何でも過ぎることはよくない、そう誰もがわかっていると思います。

もっとポジティブに考えろよ、

人にそう言われ、自分もそうなりたいとは思っていても、その切り替えは簡単ではありません。

 

あなたは、

ある人が言った言葉をいつまでもお腹の中にしまい続け、それを自分の頭の中で「こねくり回して」しまい、

余計に腹の立つ要因をつくっていくことも、多いのではないでしょうか。

でも、

最初は、動揺しないための秘策を練っているつもりだった

はずです。

 

気をもむ要因は不安を呼び起こし、

忘れないでいることによって、

いつも

「他人に占領され続けて」しまう、

自分の心が他人でいっぱい

であるとしたら、

自分は

他人に気に入られるために生まれてきたわけではない、

と気づく必要があります。

人なんてどうでもいい、と言っているのではなく、

自分の心を必要以上に占領されてはいけない

ということです。

スイッチを切り替えるには、

どっこいしょ

と何かにもたれて立ち上がるときのように、ちょっとした手助けが必要だったりもします。

朝起きるとき、好きなことができるとか、楽しみが待ってる時のほうが目覚めがいいように、

ちょっとした嬉しいことを用意しておく

ことが、あなたの意志に善く働きかけることでしょう。

◆それは大切な友。もてなして告白を聞く

ネガティブに考えてしまう傾向がある人は、

少なくとも短絡的で思考が浅い人ではないわけで、

熟考する癖

があり、それが縁に触れ、マイナスに働いてしまう、

両刃の剣のようなものです。それが

元になってストレスを抱えたり、悪い影響を及ぼしてしまうのだと思います。

 

「もしもああなったら・・」「こうなったらどうしよう」と

「もしも」の想像ツアーから抜けるために、

つい考えてしまうのを我慢しろ

というのは、酷なことかもしれません。

 

あなたにとって、それは

不測の事態が起きないように、

という防衛心からだから

です。

 

慣れたやり方を

荒っぽい方法で変えようとしてしまうと、自分の感情まで抑制してしまい、

結果ストレスがストレスを生む

といったことにもなりがちです。

 

とりあえず「今」を優先させ、

そのあとひとしきり、告白を聞いてやるようにしましょう。

その存在は、危険が及ばないよう気にかけてくれている、

あなたの良き友人、大切な側面です。

おお、また来たか。とりあえずそこに座ってゆっくりしていきたまえ

と、大切にもてなしてやりましょう。

よく

紙に書き出しましょう

などと言われているように、要は

自分の中に溜めこまない

ことです。

ポイントは

事実をピックアップして第三者目線になって考える

ことです。

淡々と書き出してみると、(今はPCで打ち込めるね)

自分がどのように物事を見る傾向があるか

が見えてきて、

自分がいかに癖に支配され、心や状況を悪化させているかも、わかるようになります。

◆癖を自覚し、より高い生き方へと昇華させる

責任感がある人ほど、自分を抑圧し続けていることがあります。

あなたは、

いつもいい子でいる必要はない

と言われたり、

いつも遠慮ばかりして、気を配りすぎる、

ということはないでしょうか。

抑圧することは

「コントロールしている」のとは違います。

自分が何をコントロールしているのか、わかってはいない

のです。

自分の癖を知り、自分を理解し、自覚できるようになると、

前述した「美徳」と言われるようなことを少し減らし、バランスをとっていけるようになります。

自己中心主義と言われる人は、あなたの癖を取り入れれば調和される

でしょう。

 

人が一度の人生の中で「別人」のように変わることは稀で、

人格者と呼ばれる人の中には、むしろ

実はぼく、すごく気が弱いんです

と、言えるようになる人のほうが多いのではないでしょうか。

「自分を無くし、善人になる」ことを目指す必要はありません。

自分を知り、自分の癖によって偏りがちになる心を、少しでもバランスよく生きていこうとすること、

中庸であり続けようとすることが大切です。

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