◆やる気が起きないのは燃え尽きているのかも。
やる気を出して取り組んだ結果
燃え尽きて、何をする気も起きなくなる、
ということがあります。
あなたは
これまであまりにも頑張ってきた
のではないでしょうか。
今は
やる気の充電
が必要なのかもしれません。
実際のところ、心なんか伴わなくても、私達にはすべきことが絶え間なくあって、
みんな毎日やる気いっぱいで
仕事・家事・育児をしている
かというと、そうでもなかったりします。
あればそれにこしたことはないけれど、
必ずしもなくたって死ぬほど困りはしない
のです。
のではないか、そんな風にも思います。
◆やる気が起きない時はリラックスが必要な時
それでも「やる気が大事」と思うのは、
やる気をもって取り組むほど
意識にその痕跡を残すことができる
からなのでしょう。
今すべきことに取り組むにあたり、
充実感を得、
ポジティブな自分を肯定したくなる
わけです。
でも、
私達を動かすのは「感情」なので、
あなたの感情が動き出すことに目を向けてやり、
「したい」と思うことを優先し、
できるだけリラックスしようと思うことのほうが懸命
です。
肩に力を入れて必死になると、間違いを犯し、
大切な箇所を見落としたり、何かを忘れて、
今度はそれを正すためにやり直さなくてはならなくなります。
「やる気がおきない」のではなく、「今はまだ」やる気が起きないだけ
少し気楽に構えましょう。
◆やる気が起きないとき、やる気を出したいと思ったら、イマジネーションを刺激してみる
それとは違い、
なんとなくいつもだらだら過ごしてしまい、そんな自分に嫌気がさすというのであれば、
自分の力なんて たいしたことはない
と思っていて、
何をしたところでかわりはしない
と思っているからかもしれません。
最初から
自分はこの程度のことしかできない、と思っていれば、
全力投球できないのも無理はありません。
結果、ますます自己評価を下げるという悪循環に陥ることになります。
もしも、
自分が本来の力を発揮できたなら、
ここまでのことができるんだ、
と、成し得る業績をはっきりとイメージしましょう。
ちなみに
自分の顔写真を見ることが、やる気アップに繋がる
と実証されています。是非、PCやスマホに自分のお気に入りの一枚を入れてみて。
加えて
本来の力を発揮したらここまでいける!
という自信があることは、リスクに対する不必要な不安からも解放されます。
そのようなとき、脳の中ではドーパミンが放出し、モチベーションもあがってゆきます。
全てのことが計画通りではなかったとしても、
今与えられた状況の中でベストを尽くすことで、あなたは人からも歓迎されるようになります。
他の人の役にたてると思えることで、あなたのやる気モードはどんどんあがっていくでしょう。
◆やる気が起きないだけの状況に、あなたが陥っている可能性もある
かつて新聞の「子育て欄」に、
「学校に行きたくない!」と言い出した子供に対し、ある母親がとった行動が紹介されていたことがありました。
あなたならどうしますか?
「何があったの?」
「先生に相談しなくちゃ」
「とりあえず行きましょう。お母さんが送っていくわ」などなど・・、
まずは学校に行くように仕向けるお母さんは多いかもしれません。
けれど、その母親のとった行動はそうしたこととは全く違っていたのです。
何をしたかというと、
娘を連れて毎日一緒に遊びにでかけたのでした。
朝から電車に乗り、知らない町にでかけてただ遊びまわり、帰宅するのです。
そんなことが続いたある日、娘はこう言ったのでした。
「もう、明日から学校に行く!ママと一緒にいたら不良になっちゃう」と。
すべての問題がこのような方法で解決するとは、私も思いません。
けれど、やる気がでないということで悩むあなたも、今はその子のように、
理由はわからないけど「今はやりたくないんだ!」という状態なのではないでしょうか。
上記に紹介した「母親」は、あなたの中にもいます。
つまり慈しみの心であなたを守る、その側面による救済が今は必要なのかもしれません。
あなたの身体の感覚は、今の自分の心がどういう状況かを知らせてくれている
ことがあります。
「やる気が起きないだけの」状況に陥っている
のだと、知らせてくれていたりします。
元来のあなたは決して「怠け者」なんかではなくて
むしろ、
なんとか前進しなくてはならない、と思っているから悩んでしまう
のでしょう。
心に確かなものがほしいのです。
本来とても真面目で、前進できない自分に腹立たしささえ感じてしまう、
いつも微笑んでいなくてはならない・いつも溌剌とした印象を与えていなくてはならない、
そんな完璧主義に陥っていて自分にダメだしし、自己肯定感をさげないようにしましょう。