恋愛

「いい人」って言われるのに、振られてしまうのですか

2月 4, 2021

◆「いい人」の本当の意味

あなたはいい人だから

と言われながら別れを切り出される、

そんなことって、結構あるかもしれません。

男性が女性からそう言われるのは「褒め言葉」ではないよ、

あなたって悪い人ね

と言われるほうが断然嬉しいと、ある人から(^_^)聞いたことがあります。

それでも「いい人」という以外言葉を見つけられないので、そう言うしかなかったりします。

この場合の「いい人」は、

他人や集団、社会にとって何が一番よいことなのか

といったことを優先している人

のことです。

集団メンバーとしての調和を維持しようとつとめる傾向が強くて

「調和」や「友情」を最優先する、

時には

自分の願望や他人と違う考え方をもっていても、それを心の奥にしまい込み、

周りと上手に折り合っていく「いい人」

なのです。

だから、特定の人にだけ優しくする、という不公平なことはしたがりません。

 

いい人は、

同じ相手から、矛盾したことを言われてしまうこともあります。

女性:あなたって、ちっとも優しくないのね

男性:いい人なのに優しくない、それってどういう意味?!全然わからないよ

いい人っていうなら、別れる必要ないだろ?!

男性からしたら、そんな風に言い返したくなるのも当然だと思います。

私は女性なので、一応意味はわかります。

この場合(女性側)の「優しくない」は、

自分にとって

という意味です。

女性にとって「優しい人」というのは、自分が喋ることを「ウン、ウン」と聞いてくれて、

全部聞いてくれた後で

よくわかるよ

辛かったね

君が悪いわけじゃないよ

と言ってくれる人。

君の言い分はわかるよ。でもあっちにはあっちの事情もあって・・などと

解決策を語り聞かせたりせず、ただ抱きしめてくれる人。

弱った心に安心をくれ、一息つかせてくれる人。

◆「いい人」をやめたほうがいいのか?

いい人は、

相手が望むように振る舞うことはできるかもしれません。

でもやっぱりいい人なので、それは「頑張ってそうしている」風にしか見えなくて、相手を益々苦しめてしまうこともあるでしょう。

 

やっぱり自分はそういう風(いい人)でしか生きることができない、

と思えるなら、それでいいのではないかと思います。

それが「本当の自分」なのだから、

それを「好き」だと言ってくれる人でなければ、関係を持続するために相当苦しい思いをする

ことになります。

いいところを見せる必要がある、と思わされる相手ではなく、

「正直でありたい」と思わせてくれる人と一緒にいることのほうが幸せです。

あなたが「いい人」なら、同じような「いい人」と繋がることで、幸せを感じられると思います。

自信をもって!

とは、多くの人が言う言葉です。

そして、それはやはり大切で、何に自信をもったらいいかというと、あなたが

今の自分になった

ことです。

それこそが、あなたがこれまでの人生で成し遂げた最大の偉業です。

なのに、心を寄せる人から

価値ある自分になるためにはどうする必要があるのか、

という難題を突きつけられ、自信をなくしてしまう。

人が気に入るような生き方をする必要はない

のではないでしょうか。

嘘や駆け引きとは縁を切り、

真実を惜しみなく分かち合える相手

を探します。

遅かれ早かれ、私達はそう気づかされる

ことになります。

◆本音で人と関わり合う勇気をもつ

では、相手に

好きと言ってもらおうとする努力は無駄なのか、

と言いたくなるかもしれません。

決して無駄なんかじゃない、と思います。

そもそも

その人との出逢いは、

自分が自分を好きになるためにあった、

のだとも言えます。

引寄せたい

と思うような人に、あなた自身がなっていくプロセス

だと、考えましょう。

もし、

あなたが女性にもてるために、すごく頑張って「テクニック」を磨いているのだとしたら、

万人受けを狙いすぎています(^_^;)

人を好きになる過程は様々で、そこにはいつも目には見えない「ドラマ」が展開されています。

現実には、テクニックを磨いたくらいで変わることは少なくて、

変わるのだとしたら、その途上で人格を向上させ、状況をも変えていくことができたか、

自分を騙しているため、その関係を維持するために、今後も自分以外の人を演じ続けていく必要があるでしょう。

そうやって自分を意図的に変化させても、自分に適した振舞ができないのですから、必ずどこかでバランスが崩れ、

苦しい思い

をすることになります。

その人がその人であること

その人の真実を生きていること

は、とても大切なのだと思います。

 

恋愛の醍醐味は、

「真実の自分」を発見していけること

で、恋愛経験はあなたに何かを気付かせたり、驚かせたりします。

◆「いい人」が「真実を生きている」とは限らない

「いい人」と言われる人にありがちなのは、

それは善い・正しいといった価値を、思惑や評判から離れて問うことなく、

うっかり自分の中に価値基準として取り入れてしまうことがある、

ということです。

あなたが出会う人や恋人は、

あなたを新しい世界に連れ出してくれる人。

ひとときだけのつきあいであったとしても。

今の自分の状況・あり方を理解させてくれ、

頭の向きを変えさせてくれる人

です。

 

他からよく見えるより、真実を生きることのほうが大切

と、気づかせてくれたりもします。

ひょっとしたらあなたの奥底にも、

この呪縛から解かれたい

という欲求が眠っているかもしれません。

主体性のある人生を歩み、心がワクワクするような活動をしていきたい、

と思っているのかもしれません。

恋愛に限らず、新しい関係が始まったと思ったら、

なんとなくつきあう

のではなく、

この関係をどうしたいのか、どういう風に育てたいのか

という目標を持つと、もっと主体的な関わりあいができるようになります。

それは、

自分の「理想」を確認すること

にも通じています。

 

自分の素直な気持ちを分かち合える関係は、

有意義で充実した絆へと変わっていきます。

自分の中に眠っているものを活性化させていくにつれ、自身の価値を認められるようになり、

自分自身を大切な存在だと感じられる

ようになります。

そうして始まっていく関係は、自然にあなたが理想とする形になっていくでしょう。

相手に認めてほしいなんて言わなくても、よりよい評価をしてもらえるようになります。

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