◆恋愛は刺激に満ちている
誰かを好きになったり、愛してしまったとき、
すべてのものが新鮮な彩りと輝きを帯びるようになります。
外の風景は何も変わっていないのに、全く新しい世界に足を踏み入れたような気分
を味わわせてくれます。
恋愛は、あなたに刺激を与えます。
生きる希望を与え、
これから素敵なドラマが始まるような気がします。
それに比べ、
日常生活は地味で平凡です。毎日の努力は苦しくて、
楽しいとは感じられないかもしれません。
あなたが
恋愛につい、のめり込んでしまうのは、日常を「つまらない」と感じているせい
かもしれません。
もとより、恋愛さえしていれば幸せなのかというと、
一時的には相思相愛で満たされていたとしても、実際には楽しいことばかりではなくなっていきます。
恋愛が、現実からの「逃避」であった場合は尚更です。
どんなに逃げても、自分からは逃れられない
からです。
幸せは誰かが与えてくれるのではないし、恋人が与えてくれるのでもありません。
相手が与えてくれているように思えても、実際その愛の「源」はあなたなので、
あなたが
自分を大きく育て、自分を十分に「生かす」ことが幸せになるための大前提
◆相手中心の幻想に浸りがちになっている。
特に若い頃は
恋愛が最高だ
と思っていたりします。
そして、恋愛にのめり込みがちなのは、
あなたが、
相手を自分以上に大切に思ってしまうから
であるかもしれません。
恋に落ちると、二人の世界をいろいろ想像し、浸りきってしまうことがあります。
それはごく普通のことです。
相手はどうしているだろうかと考え、想像する時間がいけないはずありません。
心配したり次に何を言おうかと考えたり、相手の気持ちを推し量ったりしてお互いの愛情を育ててゆきます。
ただ、
恋愛にのめりがちな場合、幻想・夢想にふけりすぎてしまう
ことがあります。
そんなことを言っている
私自身がそうなので、今回も自分にあてて記事を書いているわけです。
どこかで、
例えば「あと5分だけ」と言い聞かせ、区切りをつけ、
現実の「恋愛」と対極にある事をし始める、
例えば
食器を洗ったり、掃除をしたり、身体を動かし客観的な考えができるよう、
日常とのバランスがとれるよう自分を仕向けます。
相手を中心に「幸せ」を描こうと向かうエネルギーに、歯止めをかけることが大切なのです。
◆いつも「愛されている」証がほしくなる
問題は、
あなたの中心に相手がいる
ということです。
勿論、相手は
それほど大切な人
であることに違いないのです。
のめり込みがちな場合は
相手との
関係を大切にする、
という考えを忘れないようにしましょう。
自分の幸せを「相手」に委ねたり基準にしたりしてしまうと、あなたは相手の気持ちを確認せずにはいられなくなります。
本当に私を愛してくれているのだろうか?
さっきの態度は心が離れたから?
最初はお互いが交わし合う「愛の確認」を楽しい・可愛いと思っていても、
いつまでもそのままだと
それは「要求」にかわり、「してくれないこと」に意識が向く
ようになってしまいます。
相手にも不機嫌な時はあり、それがあなたを愛していないからではないことも、あなたは理解しなくてはならないし、
そのためには、あなた自身が自分に自信をもつことが大切なのです。
本当に自分に自信をもっている人は、
私って綺麗だよね??
すごいよね?
と、
◆その恋愛を本物に変える決意をしよう
恋愛によって、人の心は大きく成長します。
その人が「存在する」ということの重さ。
他でもない、この人と時を過ごせるというかけがえのなさ、献身の思い
など、様々なものを培います。
自分の固い殻を破り、
新しい自分
を発見して驚くこともあります。
今の恋愛を大切に思うなら、
その人との関係を「本物」にすること
が大切です。
本当の恋愛をするなら、
本気で自分をつくることです。
ロマンスの源を「相手ではなく」、自分の内に見いだすことが大切です。
幸せになる力を自分の手中に持つようにすれば、お互いに自分の幸せの舵取りができるようになります。