◆欲望をかき立てられやすくなっていませんか
前回お話したように、自分には資産がない、或いは「自由に使えるお金がない」と思う時、お金がある時よりも欲望をかき立てられやすくなります。
「欲しい物を自在に購入できるだけの財源がない」とか、
「お金さえあれば買えるのに」と思っている時のほうが
「欲しい」気持ちを募らせてしまうのです。
そればかりか、その都度銀行の残高を確認させられ「ない」ことを意識するはめになります。
「必要ならばいつでも買える」と思っている時のほうが、もっとよいものに出逢えるまで待つことができます。
「富の法則」に即して考えるなら、
「自分は富んでいる」と定義していることのほうが大切です
なんて、よく言われますよね。
でも、そこがなかなかうまくいかないところ。
もしも「ある!」と言ってしまったら、こんな風に言われるのではないか、と考えてしまうのです。
「そうか、なら大丈夫だね」と。もらえなくなってしまうような気がします。
「有限」の世界に生きていると、よいものは早い者勝ち、奪い合わなくては生き残れないと思っていたりします。
わかる、わかる・・(^_^;)
前回お伝えしたように、コツは
「心の平穏を意識し、閉塞感をもたない(欲望に囚われもがき苦しまない)」こと
「充足」はしても、そこで「満足」しきらないことです。
◆本当に必要なものは手に入れている可能性もある
私も、Amazonでよく買い物をするのですが、「欲しいものリスト」には結構な商品が溜まっていると思います。
このような「取りあえずボックス」がなければどうなっていることか・・(^_^;)
ただ、日にちが経過して改めてチェックして買うかというと、99%は不要で、そこから購入することはまずありません。
それほど必要はなかったと気づいたり、
もっと良いものを見つけたり、もっと安く代替え商品が手に入ったりすることもままあります。
自分の母親は、娘の私よりも衣装持ちでしたが、自分の死が近づいてきた頃、
「なんでこんなに沢山のものを所有していたんだろう。」といっていました。
値札がついたままの状態で収納されていたものも、結構あったのです。
「必要なもの」と「欲しいもの」とは必ずしも一致しているわけではなく、
殆どはTVCMや雑誌、外出先で視界に飛び込んでくる広告などの情報により
「あれがないせいで不便なのだ」・「あれがあれば人生が急展開する」ように思い込まされていることが多いのです。
事実、一度は購入した「掃除機」「トイレマット」は、どの家にもあるもの、と思わされている傾向がありますが、私には必要のないものでした。
理由としては
・重くて「今からあれを出すのか・・」と思うだけで気力が失せる
ー今のはきっと軽いよね☺っていうか丸い形の「ル」がつくロボットもあった(^_^)
・トイレマットは、どうせマットを洗うなら、こまめに拭くほうがいいから)
ほうきとぞうきんが一番楽。いつでも使えるので掃除の頻度も増えます。
どうしても吸引力が要る時には車内用の小型が活用すればよく、それで足りなければ借りたらいいか、くらいに思っています。
皆さんにも、きっとそういう「自分なりの」やり方はあると思います。
子供はよく「みんなが持っているから」と言いますが、大人の私達はもっと賢い判断ができます。
評価の基準を見直し、その欲しいものは、心を込めて「ほしい!」と言えるものなのか、再確認する必要があります。
勿論、一生懸命働いているのだから自分にご褒美をしたい、と思うのはかまわないと思います。
「富の法則」ということを考えた時、実はあなたの人生に必要なもの・使命を実現するために必要なものは、既に手元にあるという可能性もあります。
そのことを、この記事を目にしたことを機に再確認してほしいと思いました。
「そのくらいはすっかり了解して生きている」という方も多いと思います。
それなのに一向に自分は豊かになっていかない、という時には、きっとあなたが考えているよりもっと「最適な時期」があるのではないでしょうか。
私自身はこの宇宙の働きかけを信頼しているし、一度信頼し始めてからは気長に待てるようにもなりました。
今も待っているのですが(^_^
いろいろな作用に「気付く」だけでも長い年月がかかりました。
「忍耐」はとても大切な学びです。
ただ、永遠という視点からしたら「瞬き」のようなものであり、その「まばたき」のような時間の中で、あなたを支えるための準備は着々と進められているのです。