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人間関係をよくする「陰褒め」(ウインザー効果)

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◆「陰褒め」は効果的な伝達手段

陰で誰かに褒められていると知った時、嬉しくなりますよね。

人前で堂々褒められるのより、そっちのほうが記憶に残っていたりしませんか。

これは心理学的にも「ウインザー効果」と呼ばれていて、効果的な情報伝達手段なんです。

職場でも是非活用してみてくださいね。

どうせなら、その人に向けて直接褒めたい!と、あなたは思うかもしれません。

勿論それは大切なこと。

ただ、「ありがとう」というお礼の言葉や感謝の気持ちを期待しない行為、つまり見返りのない行為だったからこそ、人の心を動かすことがあります。

随分前に、かのビートたけしさんの本を読んだ時、自分の母親が「陰で人を褒める」達人だったという話が載っていました。

だから多くの人に愛されていたのだなあ、と納得したものです。

それだけで、この記事が終わってしまうくらい説得力がありますよね。

◆「陰褒め」を効果的に使ったあの日のこと

私がこの「ウインザー効果」というメカニズムを知ったのは随分後ですが、忘れられないエピソードがあります。

失敗でもあり、成功でもあるような話です。

私には娘が4人いますが、2番目の娘が受験を控え、3年生の3学期になって始めて「塾に行きたい」と言い出したわけです。

ぎりぎりまで部活動に精力を上げていたからでした。

実はうちの子供達は塾に行かせたことがないので、どこの塾が良いかわからず、しかもそんなぎりぎりで入塾できるのか!と驚き・焦り・困惑が入り交じり、私はほとんどパニック状態でした。

勿論、本人が「行きたい」というのですから、ここは親として出来る限りの応援をしたいと思い、なんとか知人を頼って入塾させたのでした。

しかし!

この塾の先生は男性でちょっと変わり者(に思える)

方針やら気性やら難し過ぎるし、ちょっと(どころか、めちゃくちゃ)ワンマンで高圧的なところがありました。

強いて良くいうなら、教育熱心というところでしょうか。

それでも2女なりに頑張って通っていたのですが、とうとう音を上げて泣きついてきました。

「もう ついていけない!」

同時期、その塾の先生からも連絡が入り、

「一度お話したい」と言われ、一体どうなっているのか、娘なしで懇談の機会を設けてもらいました。

すると、開口一番こう言われたのです。

「一体、どういう躾をしているのか知りませんが・・」と。

そして随分な誤解があるなあ、と思いながら先生の言葉をただただ聞いていました。

そして最後は

「こちらの言い分は伝えましたので、あとはそちらで判断してください。」というものでした。

それはこっちはやめてもらって結構です、という言い方にも聞こえました。

私は呆れたものの、受験はすぐそこに迫っているし、今さら他に移るなんて考えられない、

先生がこんなに娘のことを誤解している、娘にこのことを伝えたら余計にうまくいかなくなる、

一体二人のために自分はどうしたらいいんだ?!と、家路に車を走らせながらぐるぐる考えこんでしまいました。

当然、娘は私の顔を見るなり

「どうだった?何か言ってた?」と聞きました。

私は短く簡潔にこう言いました。

「先生、凄く褒めていたよ。あえて塾では強いこと言ってしまうけど、本当はあの子は出来る子だからって。」

「え。そうなの」と娘。

私はこのやりとりの中で、半分は嘘をついているドキドキがありましたが、その後、先生との定期懇談で、

「いったい、どういう風に言われた(説得した)のかわかりませんが、最近の○○さん、随分良くなりましたね」という一言に、ガッツポーズしたのは言うまでもありません。

無事に高校進学を果たし、大人になった今ようやくそのいきさつを打ち明けました。

もう、本人はなあ~んにも気にしてはいませんけど。

何かあったときの切り札として「ウインザー効果」がある、ということは覚えておくといいかな、と思います。

怒りを感じ、つい悪く言いたくなることってあると思いますが、相手のためというよりも、自分のためにずっとよい結果をもたらすはずですよ!

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