ライフスタイル 使命

使命 <2>悲しみは愛しみへと変わる

10月 27, 2021

絵本「でんでん虫のかなしみ」

<1>では、仏法説話を紹介しました。

もう一つ、

「でんでんむし」のバージョンがあります。(^_^;)

それは、新美南吉著作絵本でんでん虫のかなしみ」<注1>です。

新美南吉氏は、「ごん狐」の作者でもあり、他50編の幼年童話のいずれの中にも、

このお話しと同じような哲学が注ぎ込まれています。

でんでん虫のかなしみ」については、

皇后美智子様が愛された絵本ということでも有名なので、

あなたもご存知かもしれません。

<注1>

ある日、でんでんむしは、

自分の背中の殻には、悲しみがいっぱいつまっているのではないか、

という不安に駆られます。

そこで、

でんでんむしは友を訪ねます。

そして、

悲しみの殻を背負う自分は、なんと不幸せなのだろうと語るのです。

すると、友はこう言うのです。

君だけではないよ、自分も同じ。悲しみを背負っているんだ、と。

そのあともでんでんむしは友の元を訪ね歩き、心の内を語るのですが、

返ってくる答えはみな同じなのでした。

でんでんむしはようやく気付くのです。

悲しみを持たない者はどこにもいない

ということに。

そして、

生きるとは、自分の悲しみを背負うことと同じである

と悟るのです。

◆この世界は悲しみにも満ちている

あなたは、間違いなく

幸せになるために

生まれてきました。

でも、

この世界で生きていると、時々

悲しい出来事にも遭遇します。

それを乗り越えていかなくてはならない時もあります。

ただ、その悲しみもあなたの世界(境涯)を広げるためのもので、

その悲しみの経験が、人の心を深く耕します。

それを経験できることで、

人の悲しみに共感することも、その重さを推し量ることもできるようになります。

悲しみを、

誰かに受け止めてもらえたら、「愛しみ」へと変わります。

そして、喜びへと導かれることもあります。

使命は、

「喜びへと導く」行為

の異名であるともいえます。

その過程で、

あなた自身も喜びを感じたり、魂が満たされる経験をします。

◆使命は、自分自身を満たす

悲しみどころか、それは

絶望

であった、という人もいるかもしれません。

(「何もかも失った、と自暴自棄になっているのですか」も参考にしてみてください。)

 

幸せというのは、不幸を装ってやってくる

ことがあります。

どん底に追い込まれ、地べたを這いつくばるような思いで生きなおしを図り、新たな道を開く人もいます。

幸せの頂点から、突き落とされたような思いをする人もいます。

例えば、

得意を生かしてネイリストの職を得、お店を任されるまでになって何もかも好調であったのに、

ある日お客さんからいわれのない中傷を受け、心に傷を負い、逃げるように故郷に帰り、身を隠すように生活していたという人がいます。

そのような中でも、心を閉ざしていなければ、道を開いてゆくことができます。

彼女もまた、仏法に縁しているので、その時今の状況を変えようと、真剣に祈り続けました。

そして、

どこにいっても自分の宿命を変えない限り、苦しみはついてまわるのだ、

と気づいたとき、美容院に勤める友人から、一本の電話をもらうのでした。

「余ったスペースを有効活用しないか。」

彼女は腹を決め、

新型コロナウィルスの感染拡大の中、店をオープンしたのでした。

勿論、最初から順調ではありません。

数少ないお客さんの

一人ひとりの幸せを祈るような思い

で、大誠実に

取り組む、

このことがやがて多くのお客さんを呼び、従業員を雇うまでに発展していったのでした。

このような話は、案外誰の周りにもあったりします。

きっと、あなたの道標となる人は、いたるところにいるでしょう。

使命に導かれるときは、必ずあなたの中で

何かが変わります。

先の記事の中でお話ししたように、

使命は、自分以外の人を幸せにするだけではなく、

自分自身を満足させることができます。

記事が長くなったので、<3>へ。

© 2021 Hasuliking Powered by AFFINGER5