昨日に引き続き、今回も自分の足下を見つめるような感じで記述します。
あなたの生命は、瞬時も休まることはありません。
瞬間瞬間において、私達が願っていること
それは
「全ての人と幸せになりたい」ということ
その願いを抱きながら私達は生まれ、この世界に影響を及ぼしたあと故郷へ帰還し、再び生を受け闘います。
私達は「同士」。
崇高な願いのもと生まれているゆえに、私達の生命には、一人ももれなく
仏法でいうところの「仏」の生命が輝いている といえます。
でも、
私達には「仏」以外の生命も備わっています。
私達の生命には「十界」があり、「仏」だけの生命で生きている人もいなければ、ずっと「餓鬼」界だけに留まって生きている人もいません。
どんなに非情で救いようがないように見える人でも、その生命の中に本当は「ある」のです。
また、どんなに立派で申し分ないように見える人の中にも、地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人界・天界・声聞界・縁覚界・菩薩界・仏界全ての生命があり、
誰もが、様々な縁に触れて惑わされ、執着し、苦しみを抱えます。
同じ人生の中で、あなたは何度も生まれ変わります。
「変わる」ことは何故大切なのでしょう。
なんらかの悩みや問題を抱え、どうしようもなくなる時、
たいていはあるパターンのようなものが存在しています。
運の悪い時に、追い打ちをかけるようなことが次々起こり、
気を付けているつもりなのに、
二度も三度も同じミスをしたり、不運が続いたりするのです。
まるで
「うまくできた」シナリオのように。
変わることによって、あなたはこれまでのパターンを断ち切ることができます。
たいてい、人はあるシナリオに沿って忠実に右往左往します。
人生にはリハーサルがありません。
そもそも自分が今、何の舞台に立たされているかを知らせてもらえません。
一つ一つのシーンはバラバラで、繋がっているように思えなかったりします。
でも、監督の目からはすべてが繋がってみえるのです。
あなたは、
一つの舞台から降りて始めて、自分が何を演じていたのかを知ります。
周囲の人は、あなたに関連して動きます。
「キーポイント」を共有しているから、
あなたがアレンジを加えることで、周囲の動きも変わったりします。
舞台から降りなくても、
本当に客観的に全体を見つめることができれば、原因と結果の鎖を見つけることができます。
自分には「力」などない、そう思うことがあります。
本当は、「引き受ける」勇気がでないだけであったりします。
新たな局面を迎えると気遅れがしたり、怖じ気づいてそこに留まってしまうのです。
欲しいものを求めるときの、浮き立つような気分は、
震えながら、何かを待っている時の安心を遙かに超えるものです。
気力を失ったまま、この先の人生の荒波を超え続けていくには無理があります。
いつかは溺れてしまいます。
仕方がなくやっているものは重荷になり、「情熱」がうまれることはありません。
たとえ一時的には苦労をしても、あなたが情熱を傾け「実践」したことには、少なくとも「喜び」があり、「変革」した精神が残ります。
「十界」の「仏」の生命は、
「幸せになる可能性」とも、「最も強い生命力と豊かな智慧」とも言われています。
私達はみな、そういう素晴らしい生命の働きをもっています。
ただ、縁がなければ顕せず、弱々しい生命状態ばかりが顕れ、あなたにこう囁くのです。
「自分はダメだ」と。
そうして、自分で自分をダメにしていることが殆どなのです。
あなたに「生命力」をもたらすものがあり、「そうしないではいられない」本心があるなら、それに耳を貸すことが大切です。
理想の人を思い描いているとき、その条件にぴったりの人が、あなたを求めていることがあります。
あなたが何か強い夢や理想像を描いているとき、それは、それにぴったりのものが、あなたを求めているからであるともいえます。