ライフスタイル

思い出したくない、嫌な過去の記憶に悩んでいるのですか。

12月 23, 2020


 

悔やみ続けても、過去を消すことはできない。現実のなかで聡明な生き方を貫こう

あなたはまだ、あの時のことを悔やみ続けているのですか

過去を謙虚に反省したり、未来に対し周到な計画を抱くことは、

とても大切なこと。

けれど、「後悔」は時として

過去への没入

になってしまうことがあります。

過去を反省する

のは、なんのためでしょう。

それは「現在」を正しく行動するための

未来の展望

でなければならないはずです。

釈尊は、「今を生きる賢者の詩」を好んでいたと言います。

過去を追うな

未来をいたずらに思うな

過去はすでに捨てられ

未来もまだ来ない

中略

ただ今日なすべきことを、心を尽くしてなせ

中略

心をこめて、昼も夜も

怠りなく実践する

そのような人を

「今を生きる賢者」と呼ぼう

そして「心静まる者」とも呼ぼう

今の自分を謙虚に見つめ、そして

「今」の課題に全力で取り組むことを通じて、

精神的成長へと自己を磨いていくことが大切である

と、この詩は語っているのです。

◆過去の過ちに対しては二つのステップを終了したら忘れるだけ

私達は未来に対しては幾らでも働きかけることができますが、

過去をかえる力は持っていません。

できるのは、その経験を

建設的に生かす

ことだけです。

また、その経験はしっかり「分析する→ 学ぶ 」というステップを終了したら、

忘れるようにすることが大切

です。

今回は仏法の説話を二つ、紹介したいと思います。

二人の修行僧が川を渡れず困っている女性を見かけます。

彼らは女性に触れることを禁じられている身です。

けれど、修行僧の一人はその女性を抱えて川を渡ることにしました。

無事向こう側まで渡り、その女性を下ろすと、修行僧は何事もなかったように歩き出しました。

もう一人の修行僧はこう言うのです。

私達は女性に関わることを禁じられているのに、君は抱きかかえて渡った

と。

すると女性を抱えて渡った修行僧はこういうのです。

私はすでにその女性を下ろした。君はまだ抱えたままなのか

もう一つ、釈尊のこんな言葉から始まる説法があります。

修行者達よ。絶対的安楽を得るために、

こだわりの心から解放されるために、「筏の譬え」を説こう

こちらの岸は危険であり、向こうの岸は安全である。

しかし船も橋もない。

中略

そこで旅人は葦や木や枝を集めて筏を作り、手足を漕いで渡った。

次にこの人は考えた。

この筏は大変役にたった。

この筏のおかげで大河を渡ることができた。

さぁ、次に私はこの筏を担いで道を歩いて行こう

さあ、この人は適切な行動をとっているか?否か?

そのような質問を投げかけるのです。

弟子達は「否」といい、釈尊は続けます。

この筏は、大変役に立った、

このおかげで大河を渡ることができた。

さあ、

私はこの筏を河中か岸辺において、道を歩いていこう

このように言う人こそ、

適当な行いをした人である、

といいます。

人は過去の出来事を、

自らの「戒め」として忘れずにいよう

と思うことがあります。

再び同じ過ちを犯さないように

あえてそうしている場合、それは悩みではなく、

前に進むための「教訓」として利用している

のです。

けれど、

その後悔があることであなたが前に進めないのだとしたら、

それはお荷物でしかないのです。

その過去は、あなたの意識を高めてはくれません

あなたが自分を許すことができないとき、

それは

クモの糸が自分に巻き付いているような状態です。

いつクモに食べられるのだろう、という恐怖に支配し続けられているのです。

エゴに耳を貸してはなりません。

エゴは悪魔のように

「罪」とか「罰」という考え方に囚われるよう、網を投げかける

のです。

この網にかかったあなたは、さながら

刑務所の中にいるような状態に陥ります。

それでも、

牢屋に閉じ込められたあなたには、二つの選択肢が残されています。

一つはただ地面を見つめ続けること

もう一つは窓から星を見つめること

同じ過ちを受け止めているのに、全く違う場所に向かうでしょう。

あなたはどちらを選びますか。

◆過去の過ちを許せることが、一つのミッションだとしたら?

あなたがすべきこと、それは

過去をかえることではなく、

自分を変えること

です。

あなたが

その出来事によって変化し、よりよく発展していくことで、過去の視野より今の視野のほうが広がっていくのであれば、

その過去の記憶はあなたにとっても、あなたの周りに居る人にもよい影響を与えたことになります。

あなたがどんなに幸せになっても、過去の自分にであってしまうことがあります。

あなたの心の引き金をひくものは、あちこちに隠れているでしょう。

再び「落胆」することになったとしても、

あなたの心、人生に調和を取り戻していくことが大切で、

それこそが、今与えられた

あなたにとってのミッション

であるのかもしれません。

つまり、ある特定の記憶を消せずにいるのは、

そこにどんな光を投げかけることで自分を癒すことができるのか、

考える必要があるから

ではないでしょうか。

だから、あなたの

心を明るくするもの

を探しましょう。

あなたの光を遮るものをそのままにしておかないで。

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