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家族間の人間関係について、悩みを抱えやすいのですか?<1>

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◆家族から受け継いだものが繰り返されているかもしれない

長年、私にとって「悩み」とは、家族のあり方であったように思います。

自分の両親に対しての悩みは結婚してからもついてまわり、それがいよいよ終了かな、と思っていた矢先に、今度は

自分と、自分の子供達との親子関係の悩みが待っていました。

一体、何が間違っていたのだろう?

自分は、自分なりに精一杯頑張ってきたのに・・。

きっと、あなたの両親も、あなた自身も、そんな風に考えるのではないでしょうか。

以前の記事「親を愛せない人は人として失格?」でもお話しましたが、私の母親は、私から見たら随分身勝手で救いようがない人だと思ったものです。

けれど、私はその母親に逆らうことは一度もなく独身時代を過ごしました。

そういうと聞こえはいいですが、つまりは「親の言いなりに」なって争い事を避けていたのです。

後にこの関係は改善されましたが、当時の私は

良い意味でも悪い意味でも「諦め」に支配されていて、

「自分には何の力もない」と、自分の無力さを認めていたのです。

「自分は決して親のようにはなるまい」

そう思っているにも関わらす゛、

母がそうであったように、自分も本当のところ自立できてはいなかったのでしょう。

そうして「受け継いで」しまったことが次の世代へと受け継がれ、繰り返されていくことがあります。

そうではなくとも、

一旦親から吸収してきたものは容易には消えず、生涯にわたって残り続けていくことがあります。

この世でもっともごまかしのきかないものが我が子であるとも言われています。

◆家族はあなたに欠けているものを補い、恵まれているものをさらに豊かにする

敬愛する心理学者河合隼雄氏は、「無意識の構造」の中でこのように述べています。

母と子の間にはなんらかの摩擦が生じて当然である。

この時期を乗り越えた母子は、投影に惑わされることなく、人間としてお互いに深い関係をもつことができる

私の子供達を見ていても、

反抗心が強い子供ほど自立が早く、この子はなんて素直で良い子だろうと思っていた子ほど、なかなか親離れができず、後々まで経済的支援が必要になったりします。

争うことを正当化するつもりはないですが、「小さな喧嘩」を繰り返しつつ、お互いの狭い視野を打ち破っていくことが必要なのだと思います。

家族関係に限らず、仕事関係でもそうです。

問題が起きても

一つ一つ誠実に向き合い、智慧を使い、折り合ってゆこうとするところには、信頼関係がなりたってゆきます。

あんまり知らない同士から、よく知っている者同士へと発展します。

そうして「何でも言い合える仲」になり、ちょっと悪い側面を指摘しあっても崩れない関係になってゆきます。

 

かつて、自分の家族運の悪さを嘆き、

「どうせ自分は幸せにはなれない」

と言っていた子がいました。

確かに、親は自分の土台を作っていると思います。

でも、

「物心ついた時から」、人は自分の人生を自分で切り開いて行けるのであり、幸せになるための土台を築けるようになってゆけます。

それなのに、

自分はずっとその中にい続ける必要があり、その扉が開いても出られないと思い込んでいたりします。

家族構成は複雑で多様で、一概に言えることではないとも思っています。

私自身のことを考えても、親に随分と借金を肩代わりさせられたし、

私には14歳離れた弟もいるのですが、結婚してからも幼いその弟のことを気にかけねばなりませんでした。

あなたがいなければ、生活がなりたたないということもあるかもしれません。

そうした事情を汲み取っても、自分がその家族の一員であることの理由が何かあるとすれば、それは

自分に欠けているものを補い、恵まれているものをさらに豊かにするためではないでしょうか。

◆家族と離れることで、自分が受け継いだ行動パターンをみつめることもできる

いうまでもなく、あなた自身が生命の主体者です。

親から主体性を重んじてもらい、一人の人間としての尊厳を認めてもらうためにも、子供に誇られ続け、自己成長していくためにも、互いに自立しあっていることが大切です。

あなたが親なら

「20歳になったら自分で生活していくようにね」と、早くから言い聞かせていく姿勢が、

あなたが子供の立場であるなら、親が健在なうちに自活し経済的なことを考える契機を掴むことが大切ではないかと思います。

一時的には苦しい思いをしても、それが後々のあなた自身を楽にします。

勿論事情は様々なので、必ずしも「一人で生活すること」を勧めるわけではないけれど、

・ひとりになる時間や環境をもてる

・きちんと自分の考えをもって生活していく環境がもてるのは確かだから。

あなたの中に受け継がれている「行動パターン」を見つめるためにも、「自立」はやはり必要であるといえます。

<2>へ続く

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