人間関係

生きづらさをなんとかすることって、できるのだろうか<1>

7月 1, 2021

◆カオスの中にいる気がする

周囲は盛り上がっているのに、自分だけその外側にいるような気がしたり、

特に仲間外れにされてるわけじゃないのに、孤独感を募らせていくことがあります。

人に理解されない部分が多くて、どんなにみんなの中に溶け込もうとしても、それがうまくいかなくて、生まれた場所や年代を間違えたんじゃないか、って思うことがあるかもしれません。

どのカテゴリーの中にも属することができなくて、居場所らしきものがないように感じたりもします。

あなたも、そんな状態にいるのかもしれません。

いよいよ周囲との隔たり度が半端なくなり、自分のことながら「自分は大丈夫だろうか」と心配したことがあります。

そんな折、何かで

「浮世離れしている」という表現をされたとき、それは自分にぴったりな言葉だと思いました。

それで、

一度くらい、自分のことをちゃんと占ってみようと思い、ちゃんとお金を払って見てもらったことがあります。

私の場合、

占ってもらって、いくつかの観点で「腑に落ちる」解釈をしてもらったことは救いになりました。

自分のことなのに、ちゃんとわかってもらえた気がする、受け入れられたように感じる、

これは、カウンセリングも同じで、

ある程度自分を見立ててもらい、自分を理解する、自分にはこういう傾向があるんだとわかる、

これだけでも楽になるように思います。

◆克服しようと頑張ってしまうと、生きづらくなる

ただ、

自己理解ができたからといって、生きづらくなくなる、ということはないと思います。

生きづらくなくなっていくのは、やっぱり

自分との付き合い方を考えられるようになった時

ではないでしょうか。

以前の記事でもお伝えしましたが、一人ひとり顔が違うように、本来誰もが個性的で変わっているのだと思います。

ただ、

あなたはあなたのままでいい、と言われたところで、

ありのままの自分で生きよう!と思ったって、

私達はやっぱり社会の中で生きているわけで、それは容易くはありません。

そこには目に見えない規範があって、その空気に違和感を感じて馴染めない人というのは、辛くなってしまうのです。

心のエネルギー量も違うのかもしれません。

だから、同じ状況でもパワフルに進んでいける人もいれば、そうでない人もいるのだと思います。

私なんかは、歳月を経てずいぶんいい加減で適当になりましたが、

いい人ほど自分には厳しくて

こんな自分じゃだめだ、〇〇(苦手なこと)を克服しなくちゃならない

っていう思いにさせられ、苦しくなってしまうのだと思います。

 

心理学者河合隼雄さんの『心の処方箋」という本の中で、

「己を殺して他人を殺す」というタイトルで書かれた章があるのですが、

幼い頃から他人の言うことをよく聞き、己を殺して生きてきた、ある女性の生き方について触れられています。

このような生き方は、日本では「美徳」と呼ばれ、普通にあることなのかもしれません。

彼女はおとなしい・いい子という評判ができて、そのような生き方がますます身についていくのですが、

職場では「勝手な人」だと思われ、好かれていないことを知るのです。

いつも自分の考えや欲望を殺して生きている人は、その殺された部分が生き返って復讐をするかのように、知らぬ間に人に迷惑をかけるようになっていってしまう、

自分が殺したはずの部分が生殺しの状態でうめき声をあげるようになるのだ、といいます。

◆利己的になれる時間をひとときでも持ち、自分を救う

自分勝手に生きることはできない、いい人になりすぎてもチグハグになってしまう、

だったらどうしたらいいんだ、

って話になりますが、

生きづらさを感じている人は、

自分を最優先するひとときを持つ 

ということが、とても大切なのではないかと思います。

あえて利己的になる時間を作る、ということです。

私はそう思っていたわけではないのですが、朝刊を配る仕事をしてた経緯もあり(当時はたしかにきつかったけど)、

朝だけは誰からも解放され、一人の時間を作ることができました。

それはほんの束の間のことで、

たった15分、朝の静けさの中でコーヒー片手に新聞を読んだり自分だけの世界に浸るだけ

であったりしましたが、

私にはとても大事なことだったのです。

本当に、何が幸いするかはわかりません。

カオスの中にいたとしても、物事の全体像を見渡し、本質をとらえようとすることが大切なのかもしれません。

最初のタイトルで「カオス」という表現をしましたが、

宇宙にも、生命にも・・・いたるところにカオスはあります。

ただ、これまで混沌としていて見えなかったことも、短いスパンでは解明できなかっただけ、のこともあります。

長期でみたとき、もっと広い視点に立ってみたとき、

ああ、そういうことだったのか

と、わかることがあります。

その時には、その手法でしか測れなかったりするのです。

フロンティア精神で生きる人は、それ以外の手法を生み出します。

今カオスの世界で生きているように思うのは、意識の上で違う世界を開いていくことが求められているからで、それがコスモスを知るタイミングであるのかもしれません。

 

どんなところにも容易く入っていける人を、あなたは羨ましく思うかもしれませんが、物事を深く考えることをはなから諦め、

「普通」という常識の中で生きることが最善だと思っていると、未知の出来事に対する適応がしにくくなるものです。

ある程度は、自分と現象とのかかわりを理解していかなければ、自分がカオスの中に投げ出されていると思えるとき、「被害者」のように感じるしかなくなるでしょう。

占いなど利害関係のない、第三者的な意見を求める人が多いのも、実際にはもっと別な考え方があるのではないか、と思うからではないでしょうか。

或いは、自分が言えずにいる気持ちを絶妙な言葉で代弁してくれる人を探していたりします。

勿論それもよいのですが、自分の判断で見通せる範囲を広げることができたら、それに越したことはありません。

ちょっとこの記事は長くなってしまいそうで<2>で続けたいと思います。

 

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